Desde que te conoci 4 canciones argentinas |
ひとめあったその日から 4つのアルゼンチンの唄 |
Desde que te conocí Te hiciste dueño de mí Yo no te ofrezco riqueza,vida'y, Solo el amor que te di. El amor,con el amor, El desdén con el desdén, Y la ingratitud se paga viday, Con la ingratitud también. Cuando nada te debía Toda el alma me robaste, Y recuerda que pecaste, ladrona del alma mía, Y hasta otro dia. ¿Que consuelo puedo darte? Y al tiempo de mi partida Te dejo mi corazón, Te dejo toda mi vida, Y hasta otro día. También te dejo una paloma, Con un letrero que dice: Adiós vidita del alma Y hasta otro día. |
ひとめあったその日から あなたはぼくを虜にした ぼくには贈り物をするお金はないけれど 愛だけならあげられる 愛には愛で報い 侮蔑には侮蔑で そして不実には返されるんだ 不実が同じように ぼくは何も持っていないのに この魂を あなたは盗んで行った 忘れちゃだめだよ 罪なんだ ぼくの魂を盗むのは 今度会う日まで どんな慰めをぼくはあなたにあげられるだろう? ぼくがお別れしなくちゃならない時に あなたにぼくの心を置いて行こう あなたにぼくの命のすべてを置いて行こう 今度会う日まで それからあなたに鳩を置いて行こう 伝言を伝えてくれる: さよなら 魂の命 今度会う日まで |
アルゼンチンの中山晋平とも言える、カルロス・グアスタヴィーノ(1912-2000) の素朴さ溢れる歌曲はもっと多くの人に味わって欲しい素敵な世界を形成しています。確かに通俗的といえばこれほどの通俗的なメロディはないのですが(フリオ・イグレシアスも歌っていそうなポップさ)、熱い歌はひたすら熱く情熱的に、悲しい歌は溶け入りそうな悲しみにどっぷりつかるという、ストレートなラテンの魂が心地よく、私は疲れた時などにはよく耳にします。
ご紹介した曲は情熱的な恋の歌なのですけれど、日本の演歌調のマイナーな旋律が、アンデスのフォルクローレを連想させる仕上がりです。そういえばアルゼンチンというと大平原パンパのイメージが強いですが、西の外れはちゃんとアンデス山脈ですよね。かの地の作曲家はよく、こんなフォルクローレ風の音楽を書いています。
演奏はどれくらい出ているのか知りませんが、彼の歌曲をどっぷり聴くのであれば、OPUS111から出ているグアスタヴィーノ歌曲集が良いと思います。パレス-レイナのソプラノはちょっと癖があって声の美しさを楽しむという感じはないですが、伴奏や録音の雰囲気を総合するとなかなか良いアルバムです。
もう1枚、Nimbusにあるヒメネス(テノール)による、ヒナステラなどの曲も収録されたアルゼンチン歌曲集はもっと端正な、いかにもクラシックといった歌い方で、こちらの方がお好きな方も多いでしょう。声の魅力を堪能するのならこちらです
( 1999.06.27 藤井宏行 )