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Paysage    
  Premier Recueil de 20 mélodies
景色  
     20のメロディー第1集

詩: テュリエ (André Theuriet,1833-1907) フランス
      

曲: アーン,レイナルド (Reynald Hahn,1875-1947) フランス   歌詞言語: フランス語


A deux pas de la mer qu'on entend bourdonner
Je sais un coin perdu de la terre bretonne
Où j'aurais tant aimé,pendant les jours d'automne,
Chère,à vous emmener!

Des chênes faisant cercle autour d'une fontaine,
Quelques hêtres épars,un vieux moulin désert,
Une source dont l'eau claire a le reflet vert
De vos yeux de sirène

La mésange,au matin,sous la feuille jaunie,
Viendrait chanter pour nous
Et la mer,nuit et jour,
Viendrait accompagner nos caresses d'amour
De sa basse infinie!

潮騒の聞こえる海までわずか二歩の
ブルターニュの誰も知らない場所をぼくは知っている
そこへぼくはどうしても行きたいと思っていた 秋の間に
大切な人よ、きみを連れて!

泉を取り囲むカシの木に、
まばらに生えている白樺、そして使われなくなった昔の水車、
そして井戸 そのきれいな水は緑色を反映しているんだ
あなたのシレーヌのような瞳の色を

シジュウカラは、毎朝、黄色くなった葉の間で
ぼくらのために歌を歌いにくるんだ
そして海は、夜も昼も、
ぼくらの愛の営みに伴奏をしてくれる
とてつもなく低い音を鳴らして!


これもアーンが15歳のときの作品だそうですが、彼の代表作のひとつとしてよく歌われます。
とてもお洒落なラブソングですね。詩を書いたテュリエが小説家&劇作家だったのだそうで、そんな感覚がこの詩にも現われているのかも知れません。最後のフレーズなどけっこう意味深長ですが、こういう際どい内容がさらりと美しいメロディに包まれているところが良いのでしょう。これも私は男声の方がしっくりくる歌です。

( 2007.11.09 藤井宏行 )


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