Saeya saeya palangsaeya |
鳥よ 鳥よ 青い鳥よ |
Saeya saeya palangsaeya Nogdubat-e anj-ji mala Nogdukkoch-i tteol-eojimyeon Cheongpojangsu ulgo ganda |
鳥よ 鳥よ 青い鳥よ 緑豆の畑に降りてくるな 緑豆の花が散ったなら チョンポ売りが泣いて去る |
もともとは素朴な民謡だったようですが、1892年に朝鮮半島南部で起こった東学党の乱で蜂起した民衆によって歌われ、その後の日本占領下のプロテストソングとして広く歌い継がれるようになりました。東学党のリーダー、全?準は体が小さかったこともあり、緑豆将軍とも呼ばれていました。この詞で歌われている緑豆とは彼のこと、そして青い鳥とは彼ら東学党を弾圧する清や日本の軍隊、そしてチョンボ売りというのが東学党を支持する民衆という構図です。チョンボ(清泡)というのは緑豆で作られたコンニャクのような食品なのだそうです。
( 2021.05.09 藤井宏行 )