In morte di un Samurai Op.26 |
ひとりのサムライの死に寄せて |
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夕暮れの蝶 飛び見える花 わが独房の格子より 何故そちは惹きつけるのだ 拙者を? これは燃える拙者の魂なのか 寺の鐘が 寒空に 鳴り響き 震える わが戒めなのだ おお!死せる同輩らよ 七つの魂がひとつの体に 七つの天が ひとつの北に 虚空の旗の上に 死は吐き出す さらにもうひとつの星を! 時はお前から引き裂くことはできぬ 光を 昇る太陽よ 鳩どもの飛翔が 渡り行く 更け行く夜に おお死者よ 墓のない! 天使の詩 雪の上の そこは風が替える 死を 一羽の四十雀の (詞は大意です) |
( 2021.04.22 藤井宏行 )