Mattinata |
マッティナータ(朝の歌) |
Batte a la tua finestra e dice il sole: “Levati bella,ch'è tempo d'amare io ti reco i desir de le viole E gl'inni de le rose al risvegliare. Dal mio splendido regno a farti omaggio Io ti meno valletti aprile e maggio E il giovin anno che la fuga affrena Sul fior de la tua vaga età serena!”. Batte a la tua finestra e dice il vento: “Per monti e piani ho viaggiato tanto, Sol uno de la terra oggi è il concento E de' vivi e de' morti un solo è il canto. De' nidi ai verdi boschi ecco il richiamo Il tempo torna,amiamo,amiamo,amiamo E il sospir de le tombe infiorate Il tempo passa,amate,amate,amate!”. |
あなたの窓を叩き、太陽は言う: 「起きなさい 美しい人よ 今は愛の時ですよ 私はあなたに運んで来ます スミレの望みを そしてバラの賛歌を 目覚めのために 私の素晴らしい王国からあなたに敬意を表します 私はあなたを少しお手伝いしましょう 四月と五月に 飛び急ぐ若き年月は 美しく穏やかなあなたの時の花の上!」 あなたの窓を叩き、風は言う: 「山や平原を私はたくさん旅しました 今は大地のただひとつが中心です そして生者と死者のたった一つの歌があります それが巣の呼び声です 緑の森の中の 時が戻り 私たちは愛し 私たちは愛し 私たちは愛します そして花の咲く墓のため息 時は過ぎ行きます 愛しましょう 愛しましょう 愛しましょう!」 |
このタイトルの歌は自作の詞につけた1904の作品が彼の代表作のように歌われていますが、その2年後に書かれたこの歌もなかなか素敵な味わいです。
( 2021.03.06 藤井宏行 )