露営の夢 |
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夜半の嵐に 夢醒めて 離れて遠き 満州に 露営の月の 風寒き 恋し女々しじゃ ないけれど 勲の噂 聞くまでは 身体を愛え 我が妻よ 皇国日本の 丈夫は 軍門重く 身は軽く 見合うも散るも 桜花 可愛い坊やも 丸々と 日毎に育ち 片言に 忠義と云うて 遊ぶだろ 月は満州に 故郷に 離れて遠く 照らすとも 心は一つ 国の為 |
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( 2021.01.22 藤井宏行 )