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海のパラダイス    
 
 
    

詩: 西岡水朗 (Nishioka Suirou,1909-1955) 日本
      

曲: 服部良一 (Hattori Ryouichi,1907-1993) 日本   歌詞言語: 日本語


今宵は楽しく 二人で踊ろよ
月を浴び 砂を踏み ウクレレに合わせて
ラン ラン ラン ラン ラン
ラン ラララ ラン ラン
海のパラダイス

露草ほの揺れ 涼風ささやく
君と行く 渚道 この胸も波打つ
ラン ラン ラン ラン ラン
ラン ラララ ラン ラン
海のパラダイス

酒壺抱えて あの娘と歌およ
恋の歌 甘い歌 夕空を仰いで
ラン ラン ラン ラン ラン
ラン ラララ ラン ラン
海のパラダイス

月影微笑み さざ波戯れ
悩ましの 恋の夜は 歌声に更け行く
ラン ラン ラン ラン ラン
ラン ラララ ラン ラン
海のパラダイス



戦後一世を風靡した「ブギ・ウギ」ばかりでなく、服部は世界のポピュラー音楽のスタイルを自家薬籠中のものとしてそれっぽい、しかも印象に残るメロディを書く天才でした。昭和12年のこの曲はなんとハワイアン。曲の終わりだけがちょっと残念な感じですが(歌詞が短いのもあって尻切れトンボな感じ)、全体的にはハワイ情緒あふれる見事な音楽になっています。この手の洋物には絶対の味わいの中野忠晴と、どんなスタイルの曲でも歌いこなせる二葉あき子のデュオで、この時代にしては本格派のハワイアンになっています。

( 2021.01.15 藤井宏行 )


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