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Sein erster Kuß berührte nur die Finger   Op.29-3  
  Drei Sonette aus dem Portugiesischen von Elizabeth Barett-Browning
彼の初めてのキスは触れただけでした この指に  
     3つのエリザベス・バレット・ブラウニングのポルトガル語からのソネット

詩: リルケ (Rainer Maria Rilke,1875-1926) オーストリア
      First time he kissed me,he but only kissed 原詩:ブラウニング,エリザベス・バレット Elizabeth Barrett Browning,Sonnets from the Portuguese,no. 38

曲: ウルマン (Viktor Ullmann,1898-1944) チェコ   歌詞言語: ドイツ語


Sein erster Kuß berührte nur die Finger,
womit ich schreibe: wie sie seither leben
geweiht und weiß,unfähig zu geringer
Begrüßung,doch bereit,den Wink zu geben,

wenn Engel sprechen. Und es könnte nicht
ein Amethyst sichtbarer sein im Tragen
als dieser Kuß. Der zweite,zum Gesicht
aufsteigend,blieb,wo meine Haare lagen,

verloren liegen. Unwert der Verwöhnung
empfing ich seine Salbung vor der Krönung.
Doch feierlich wie im Zeremonial

war mir der dritte auf den Mund gelegt
in Purpur,und seitdem sag ich bewegt:
o mein Geliebter,- stolz mit einem Mal.

彼の初めてのキスは触れただけでした この指に
私が手紙を書いている:その時からこの指は変わりました
清らかに白く できなくなりました ほんわずかの
挨拶も でもできます 合図を送ることなら

天使たちが語るとき そしてできなかったのです
アメジストをはっきりと身に着けることは
そのキスは 二回目は顔にでした
天にも昇るように じっとして 私の髪のところで

うっとりと横たわり 甘やかされる価値もなく
私は受けました 彼の香油を 戴冠の前の
けれど厳粛に まるで儀式のように

三度目は私の口にされました
紫の そしてその時から私は言っています 心動かされて:
おお愛する人よ −突然誇りに満ちて


( 2020.12.25 藤井宏行 )


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