I sing of a maiden |
私は歌います ひとりの乙女のことを |
I sing of a maiden That is makeless; King of all kings To her son she ches. He came all so still There his mother was, Like dew in April That falleth on the grass. He came all so still To his mother’s bower, Like dew in April That falleth on the grass. He came all so still There his mother lay, Like dew in April That falleth on the spray. Mother and maiden Was never none but she; Well may such a lady Godës mother be. |
私は歌います ひとりの乙女 類い稀なるお方のことを。 王の中の王であるお方に 彼女の息子を 彼女はなし給うたのです 彼はひそやかにやって来られました 御母の居られたもとへと まるで四月の露が 草の上に降りるように 彼はひそやかにやって来られました 御母の居られる馬屋へと まるで四月の露が 草の上に降りるように 彼はひそやかにやって来られました 御母の休まれているもとへと まるで四月の露が 枝の上に降りるように 母にして乙女であるのは 彼女の他にはひとりとして居られませんでした このような高貴な女性こそがふさわしいのです 神の母となられるのには |
ブリテンの合唱曲「キャロルの祭典」の中にも取り上げられている15世紀の詩にバックスも曲をつけています。
( 2020.11.08 藤井宏行 )