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Were every thought an eye    
  A Pilgrimes Solace
すべての思いが目であれば  
     巡礼の慰め

詩: 不詳 (Unknown,-) 
      

曲: ダウランド (John Dowland,1563-1626) イギリス   歌詞言語: 英語


Were every thought an eye,
and all those eyes could see,
Her subtill wiles their sights would beguile,
and mocke their jelousie.

Her fires doe inward burne,
they make no outward show.
And her delights amid the dark shades,
which none discover,grow.

Desire lives in her heart,
Diana in her eyes.
T’were vaine to wish women true,t’is well,
if they prove wise.

The flowers growth is unseene,
yet every day it growes.
So where her fancy is set it thrives,
but how none knowes.

Such a Love deserves more grace,
Then a truer heart that hath no conceit,
To make use both of time and place,
When a wit hath need of all his sleight.

すべての思いが目であれば
そしてすべてその目が見ることができるのなら
彼女の控えめな策略はその視界を乱すことだろう
そして嘲るだろう その嫉妬を

彼女の炎は内に向かって燃え
それは外には姿を現さぬ
そして彼女の喜びは暗い影の中で
誰にも見出されず 育っているのだ

願望は生きている 彼女の心の中に
ディアナは彼女の目の中に
空しいことだ 女たちが貞淑であれと願うのは
彼女らが賢いと分かっているなら

花の成長は見えぬが
それでも毎日成長している
同様に 彼女の空想も育っている
だが どういう風にかは誰も知らぬ

こうして愛は一層の恵みに値する
そのとき 欺瞞を持たぬ真の心は
時間と場所の両方を生かすだろう
機知がそのすべての能力を必要とするとき


( 2020.07.04 藤井宏行 )


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