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傳書鳩 大正少年唱歌 |
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圓く小さき珠に似て 目のやさしさよ 可愛さよ 一たびたつや 高空に 輪をゑがきつゝ 見定めし 方向（むき）を たがへず ましぐらに とびゆく賢さ 勇ましさ 紅をさしたるばかりにて その嘴の美しさ 一たびたつや 大空を 海 山 戦争（いくさ） 様々の 急を知らすと ましぐらに とびゆく賢さ 勇ましさ 胸をつゝみて ふくよかに 羽毛（はね）やはらかく 圓みたり 一たびたつや 青空を 矢を射るごとき速さもて 重きつとめを果すなる わが勇ましの傳書鳩 |
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( 2020.02.11 藤井宏行 ）