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鹿の水かゞみ    
 
 
    

詩: 葛原しげる (Kuzuhara Shigeru,1886-1961) 日本
    大正少年唱歌第5集 10 

曲: 梁田貞 (Yanada Tadashi,1885-1959) 日本   歌詞言語: 日本語


山の奥から水飲みに
鹿が谷へと出て來たが
たまたま自分の影をながめ
きれいな角だと見とれてゐる
きれいきれい うれしうれし

犬は見るより喜んで
鹿を目がけて吠えつける
あはてゝ逃げる姿をかし
されども流石に足の早さ
はやいはやい うれしうれし

鹿は見る間に逃げのびて
森の木蔭に息つけば
又もやきざす自慢心
よろこび誇る足の早さ
みごとみごと うれしうれし

犬も間もなく嗅ぎ出せば
鹿が逃げ出す其の時に
自慢の角は早も枝に
自慢の四つ足早も犬に
あはれあはれ うれしうれし



( 2020.02.11 藤井宏行 )


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