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森の娘    
  戯曲「沈鐘」
 
    

詩: 島村抱月 (Shimamura Hougetsu,1871-1918) 日本  & 楠山正雄 (Kusuyama Masao,1884-1950) 日本
      

曲: 中山晋平 (Nakayama Shinpei,1887-1952) 日本   歌詞言語: 日本語


どこからわたしや 来たのやら
いつまたどこへ 帰るやら
咲いてはしぼむ 花ぢややら
むれてはあそぶ 小鳥やら

小鳥が森に さへずれば
母さん知らぬ 恋しさよ
花さく春も すぎゆけば
父さんあはぬ なつかしさ

ふた親知らぬ 家もなき
私は森の 娘にて
こがねの髪を 梳きながら
小鳥や花と 暮らそもの



( 2020.01.31 藤井宏行 )


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