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Kak sladko s toboju mne byt’    
 
あなたのそばにいる甘いひととき  
    

詩: リンディン (Pyotr Ryndin,-) ロシア
      Как сладко с тобою мне быть

曲: グリンカ (Michael Glinka,1804-1857) ロシア   歌詞言語: ロシア語


Kak sladko s toboju mne byt’,
I molcha dushoj pogruzhat’sja
V lazurnye ochi tvoi.
Vsju pylkost’ vse strasti dushi
Tak sil’no oni vyrazhajut,
Kak slovo ne vyrazit ikh
I serdtse trepeshchet nevol’no pri vide tebja!

Ljublju ja smotret’ na tebja,
Tak mnogo v ulybke otrady
I negi v dvizhenjakh tvoikh.
Naprasno khochu zaglushit’
poryvy dushevnykh volnenij
I serdtse rassudkom unjat’,
Ne slushaet serdtse rassudka pri vide tebja!

Nezhdannoju chudnoj zvezdoj
javilasja ty predo mnoju
I zhizn’ ozarila moju.
Sijaj zhe,ukazyvaj put’,
vedi k neprivychnomu schast’ju
Togo,kto nadezhdy ne znal,
I serdtse utonet v vostorge pri vide tebja!


あなたのそばにいる甘いひととき
心は静かに引き込まれる
あなたの青い瞳の中へと
あなたの魂の燃え上がる情熱は
とても強く、瞳の中に輝いている
それは言葉にいい表せないほど
私の心は弾む、あなたがそばにいるときは

わたしはあなたを見ているのが好き
あなたの楽しそうなほほえみを
幸せそうな振る舞いを見るのが
むなしくわたしは鎮めようとする
この心の激しいときめきを
理性の力で抑えようとするけれど
心はちっとも言うことを聞かない、あなたがそばにいるときは

あなたは思いがけず現れた
私の輝く星
わたしの人生を照らしてくれる
光り輝き、導いてくれる
今まで知らなかった幸せにと
わたしは希望を持たなかったけれど
心は今、喜びで一杯、あなたがそばにいるときは



非常に情熱的な愛の歌ですが、グリンカの付けたメロディは楚々とした悲しげなもの。だいぶ詩のイメージとは違います。わたしになんか不釣合いの素敵な人だわ、っていうような感覚でしょうか。恋に落ちたときの不安さ、やるせなさがうまく出ている不思議な歌です。ところどころちらっと明るい表情を見せますが、全体のトーンはやはり悲しいです。残念ながら詩人のピョートル・リンディン(Pyotr Ryndin)については経歴も含めよく分かりませんでしたが、グリンカは彼の詩に他にもいくつか曲を付けています。その中ではこれが一番有名な曲でしょうか。ヴィシネフスカヤ/ロストロポーヴィチのDG盤以外でもたくさんの録音を聴くことができます。

( 2006.10.13 藤井宏行 )


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