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in Fichtenbaum steht einsam    
  Junge Liebe
一本のトウヒの木がひとりぼっちで立っている  
     若き恋

詩: ハイネ (Heinrich Heine,1797-1856) ドイツ
    Buch der Lieder - Lyrisches Intermezzo(歌の本-抒情小曲集 1827) 33 Ein Fichtenbaum steht einsam

曲: ステンハンマル (Wilhelm Eugen Stenhammar,1871-1927) スウェーデン   歌詞言語: ドイツ語


Ein Fichtenbaum steht einsam
Im Norden auf kahler Höh';
Ihn schläfert; mit weißer Decke
Umhüllen ihn Eis und Schnee.

Er träumt von einer Palme,
Die,fern im Morgenland,
Einsam und schweigsam trauert
Auf brennender Felsenwand.

一本のトウヒの木がひとりぼっちで立っている
北国の裸の丘の上に
彼は眠る、白い覆いをかぶって
彼は氷と雪に包まれているのだ

彼は一本のシュロの木の夢を見ている
その木は、遠く東の国で
たったひとりで黙って孤独に悲しんでいる
焼けつくような岩壁の上


( 2019.10.06 藤井宏行 )


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