Minnelied |
愛の歌 |
Holder klingt der Vogelsang, Wenn die Engelreine, Die mein Jünglingsherz bezwang Wandelt durch die Haine. Röter blühen Tal und Au, Grüner wird der Wasen, Wo mir Blumen rot und blau Ihre Hände lasen Ohne sie ist alles tot, Welk sind Blüt' und Kräuter; Und kein Frühlingsabendrot Dünkt mir schön und heiter. Traute,minnigliche Frau, Wollest nimmer fliehen; Daß mein Herz,gleich dieser Au, Mög' in Wonne blühen! |
高らかに鳥の歌声が響く あの清らかな天使 ぼくの若い心をとりこにしたあの人が 森をそぞろ歩くときには ひときわ赤く花が咲く 谷間も野原も ひときわ緑に芝は萌える ぼくのために赤や青の花を 彼女の手が摘むところでは 彼女がいなけりゃ すべては死んでしまう 花も草も枯れ果てる そして春の夕焼け空でさえも ぼくには美しくも 楽しくもない 誠実な、美しいひとよ 逃げ去ろうなんて思わないで ぼくの心は、この草原のように 喜びの花でいっぱいになるのだから |
ブラームスの憧れにみちた上品な歌曲がよく歌われています。アイヴズの曲も陶酔感にみちた美しいメロディでけっこう聴きごたえありです。
( 2019.09.17 藤井宏行 )