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Sovra tenere erbette e bianchi fiori    
  Madrigali,libro terzo
柔らかな草と白い花たちの間に  
     マドリガーレ集第3巻

詩: 不詳 (Unknown,-) 
      

曲: モンテヴェルディ (Claudio Monteverdi,1567-1643) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Sovra tenere erbette e bianchi fiori
stava Filli sedendo
ne l'ombra d'un alloro,
quando li dissi: »Cara Filli,io moro.«
Ed ella a me volgendo
vergognosetta il viso,
frenò frangendo fra le rose il riso
che per gioia dal core
credo ne trasse Amore.
Onde lieta mi disse:
»Baciami,Tirsi mio,
che per desir sento morirmi anch'io.«

柔らかな草と白い花たちの間に
フィッリは座っていた
月桂樹の陰に
私が彼女に言った時:「愛しいフィッリ 私は死にそうだ」と
彼女は私に向けて
その恥ずかしげな顔を
息を止めてバラの間でほほ笑んだ
それは心からの喜びのために
私には思えた 愛が現れ出たのだと
それから彼女は私に嬉しそうに言った:
「キスしてください 私のティルシ
この焦がれのせいで 死にそうなのです 私もまた」と


( 2019.05.12 藤井宏行 )


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