雁ぶみ |
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岩燕飛ぶ 美作(みさ)の 峡(かひ)の小川の 朝涼し 蔓草引けば 実がこぼれ 幽かに音す 豆の莢 待てど暮らせど 山本の 麓の村に 君は来ず 「夏去りて 秋のみぞ来りけり 物を思ふ」と 消息を書く |
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( 2019.03.12 藤井宏行 )