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秋を呼ぶ歌    
 
 
    

詩: 野上彰 (Nogami Akira,1909-1967) 日本
      

曲: 高田三郎 (Takata Saburou,1931-2000) 日本   歌詞言語: 日本語


朝の小道に 落ち葉はうたう
月の木の実に なき澄むわたりどり
 風 風 光れ 風 風 ゆすれ
 みのり豊かな思い出の
 秋の香りをまき散らせ

雲は輝く ヨットの帆綱
暮れる山小屋に またたく ひとつぼし
 風 風 光れ 風 風 ゆすれ
 みのり豊かな思い出の
 秋の香りをまき散らせ

秋を呼ぶうた 生命(いのち)のうたは
若い われあの 心にしみとおる
 風 風 光れ 風 風 ゆすれ
 みのり豊かな思い出の
 秋の香りをまき散らせ



野上−高田コンビではこの曲も忘れ難い魅力的な作品でしょう。もともとは中学校の音楽教材として書かれたもののようで「若い われらの」なんて文句もそこから来ているようですが、後に混声、あるいは女声合唱にアレンジされて今も歌い継がれています。野上の音楽的な詩が高田の流麗なメロディで水を得たように輝いています。

( 2019.01.07 藤井宏行 )


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