へちまの棚 |
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へちまの棚の薄明かり 月は朧ろに照りうどう 心は淋し秋近み 狭間の里の薄明かり 今宵寝覚めの旅心 胸に這い寄る淋しさは 月夜のせいか溜息か 幼き妹のすすり泣き 朧月夜の淋しさは 音無きみ夜の薄明かり |
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( 2019.01.05 藤井宏行 )