青春日記 |
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初恋の 涙ににじむ花びらを 水に流して 泣きくらす 哀れ十九の 春の夢 今日もまた 瞳に燃ゆる夕映えに 思い乱れて紫の ペンのインクも にじみがち 泣き濡れて 送る手紙の恥ずかしさ 待てば淋しやしみじみと 街の舗道の 雨の音 明日から 二度と泣くまい恋すまい いくら泣いても笑うても 胸のいたでは 治りゃせぬ |
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佐藤−古賀コンビの超絶ど演歌という趣ですが、テーマは青春の甘酸っぱい思い出ですし、当時歌ったのが藤山一郎ということで、かなり演歌色は薄まっています。今やあまり歌われない歌ですがなかなかに捨てがたい味わいです。
( 2018.12.29 藤井宏行 )