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E dicea l'una sospirand'allora    
  Madrigali,libro secondo
そして言った 溜息をひとつつきながら  
     マドリガーレ集第2巻

詩: タッソー (Torquato Tasso,1544-1595) イタリア
      

曲: モンテヴェルディ (Claudio Monteverdi,1567-1643) イタリア   歌詞言語: イタリア語


E dicea l'una sospirand'allora:
anima,a dio,con languide parole.
E l'altra: vita,a dio,le rispondea,
a dio,rimanti. E non partiansi ancora
inanzi al novo sole,
e inanzi a l'alba che nel ciel sorgea,
e questa e quella impallidir vedea
le bellissime rose
ne le labr'amorose,
e gl'occhi scintillar come facella
e come d'alma che si part'e svella,
fu la partenza loro:
a dio che part'e moro,
dolce languir,dolce partita e fella.

そして言った 溜息をひとつつきながら:
さらば 神と共にあれ と疲れた言葉で
そしてもう一人は:さらば 神と共に と答える
神と共に お別れだ だがまだ出発はしなかった
太陽が昇る前には
空の夜明けの前には
そして互いに蒼ざめて見たのだ
美しいバラのような
愛しの唇を
その目は炎のように輝く
そして魂の別れのように 彼らは別れ
こうして彼らは旅立ったのだ:
神と共に 別れそして死のう
甘い苦悩、甘く辛い別れに

( 2018.12.02 藤井宏行 )


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