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The sigh   Op.14-7  
  A Young Man's Exhortation
溜息  
     一人の若者のアドバイス

詩: ハーディ (Thomas Hardy,1840-1928) イングランド
    3.Time's Laughingstocks and Other Verses 179 The sigh

曲: フィンジ (Gerald Finzi,1901-1956) イギリス   歌詞言語: 英語


Little head against my shoulder,
Shy at first,then somewhat bolder,
 And up eyed;
Till she,with a timid quaver,
Yielded to the kiss I gave her;
 But,she sighed.

That there mingled with her feeling
Some sad thought she was concealing
 It implied.
- Not that she had ceased to love me,
None on earth she set above me;
 But she sighed.

She could not disguise a passion,
Dread,or doubt,in weakest fasion
 If she tried:
Nothing seemed to hold us sundered,
Hearts were victors; so I wondered
 Why she sighed.

Afterwards I knew her thoroughly,
And she loved me staunchly,truly,
 Till she died;
But she never made confession
Why,at that first sweet concession,
 She had sighed.

It was in our May,remember;
And though now I near November
 And abide
Till my appointed change,unfretting,
Sometimes I sit half regretting
 That she sighed.

小さな頭を私の肩にもたせ掛け
最初は恥ずかしそうに それからもう少し大胆に
 そして上目づかいに
とうとう彼女は 臆病に震えながら
受け入れたのだ 私が彼女に与えたキスを
 けれど 彼女は溜息ついた

彼女の気持ちの中に混じっていることを
彼女が秘めた何か悲しい思いが
 それは暗示していたのだ
- 彼女が私を愛することをやめたのではない
誰もこの世に居はしない 彼女に私以上の相手は
 けれど 彼女は溜息ついた

彼女は情熱を偽ることはできなかった
恐れも 疑念も ほんのわずかでさえも
 もしも彼女が試みたとしてもだ
何もないように思えた 私たちを分け隔てるものは
二つの心は勝利者だった それで不思議だった
 どうして彼女は溜息ついたのだろうと

その後私は彼女のすべてを知った
そして彼女は私を愛してくれた 心から 真に
 自分が死ぬまで
けれど 彼女は決して告白しなかった
なぜ 初めて甘く私を受け入れてくれたとき
 彼女は溜息ついたのかを

それは私たちの五月のことだった 覚えていてくれ
そして 今 私は十一月に近づいている
 そしてじっとしている
私に定められた変化が来るまで 焦ることもなく
時々私は座って半ば後悔する
 彼女が溜息ついたことを

( 2018.10.01 藤井宏行 )


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