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Ne Bozhiim gromom gore udarilo    
 
神の雷によってではなかった 悲しみが襲ったのは  
    

詩: トルストイ,アレクセイ (Count Aleksei Konstantinovich Tolstoy,1817-1875) ロシア
      Не Божиим громом горе ударило (1857)

曲: ムソルグスキー (Modest Petrovich Mussorgsky,1839-1881) ロシア   歌詞言語: ロシア語


Ne Bozhiim gromom gore udarilo,
Ne tjazheloj skaloj navalilosja,
Sobiralos’ ono malymi tuchami,
Zatjanuli tuchki nebo jasnoe,
Posejalo gore melkim dozhdichkom,
Melkim dozhdichkom osenniim.

A i seet ono davnym-davno,
I sechet ono bez umolku,
Bez umolku,bez ustali,
Bez kontsa sechet,bez otdykha.
Uzhe polno gore dub lomat’ po prutikam,
Shchipati po listikam!

A i byvalo zhe drugim schast’itse:
Naletalo gore vikhrem bureju,
Vorochalo gore duby s kornem von.

神の雷によってではなかった 悲しみが襲ったのは
重い岩が積み重なったのでもなかった
それは集められた 小さな雲の中に
雲が締め付ける 澄んだ空を
振り撒かれる 悲しみは小雨となって
小雨に 秋の

そしてそれは振り撒かれている ずっと長いこと
振り撒かれているのだ 止むことなく
止むことなく 疲れることもなく
終わることなく 休むこともなく
すでに悲しみは満ち溢れ カシの木の枝を折り
引きちぎるのだ 葉を!

そして他の者には幸せがあった
悲しみは吹き上がる 嵐となって
打ち砕くのだ 悲しみは カシの木を根こそぎ

( 2018.09.22 藤井宏行 )


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