ついに幻をゲット!

子供のころ釣りキチ三平を読んで知り、いつか釣りたいと思っていた憧れのアカメにやっと出会えました。

ここのところ、ルアーを投げに行っても調子が良くなく、たまにセイゴ・フッコが遊んでくれるぐらいでした。
こう釣れないと釣りに行く気もしないのですが、アカメのシーズンということで、とりあえず様子を見に行くことにしました。

8月1日23時頃家を出て、浦戸湾をあちこち見ていくが、全く釣れそうな気配がない。
ルアーを投げないと釣れるわけないので、あるポイントで投げてみることにした。
一応アカメ狙いということで、PE3号にリーダーはフロロの8号、ルアーはアスリートのF14を結んだ。
さらに滅多に持たないギャフまで持ってキャスト開始。
しかーし、いつものようにのんびりボラが飛んでるだけで、何もなし。
そんなわけで、10分もしないうちに飽きてアカメ狙いは終了。

すぐ小物狙いに切り替える。
(根性なしなもので・・・)
6ポンドタックルに小型ミノーやソフトルアーを
つけて探ると手軽にヒラメやコチが狙える。
ほどなくメゴチをキャッチ。
しばらくすると、ググッといいアタリで何かがヒット。
バシャッと水面に出たことからスズキかと思ったが、寄せてみると体高がある。
もしかして・・・? と胸が高鳴る。
が、またもやキビレに騙されました。
その後アタリも無くなり、帰りがけにもう一度アカメ狙いです。

キビレ 45cm

メゴチ 顔に似合わず美味

5分ぐらい投げるが、いつものようにアタリもカスリもしない。
時刻も午前1時となったので、あとラスト3投と決め、
3・2・1で終わり・・・のはずだが、未練のおまけの1投。
その最後のルアーも足元まで来た時、ゴゴーンとアタリ。
うっそー!
すっかり気を抜いていたので、アワセが弱い。すぐ追いアワセを入れる。
ドバドバッ・・・と豪快なエラ洗い+テールウォーク。
ウヒャーッ、ヤツだ!!
ここは大きな障害物も無いので、ハズレなければ獲れると自分に言いきかせ、
落ち着こうとするが、心臓はバクバク、ひざはガクガクだ。
何度も足元まで寄せるのだけど、
ガボガボッとテールウォークしながら突っ込んでいく。
引きを楽しむ余裕などなく、ひたすらバレるなと願っていた。
5分ほどして弱ったところで、下あごにギャフを掛け無事キャッチ!!
やったー! うれしさが込み上げてくる。
もうこれ以上の感動はこの先ないだろうな、と思いながら、
手早く写真撮影をし、リリースすると暗い海に跳ねながら去っていった。

妖しく光る赤い瞳
こいつに逢いたかった
全長 92cm

重量 未計測(10kぐらいかな)