Hofburg 見学
9月13日 (土)曇りのち晴 気温差が激しい
7:00 起床 夜中うなされたらしく寝起きが悪い
7:40 朝食
8:45 出発 44番トラム Bergsteiggasse→Shottentor 非常に寒い
9:00 リングに沿って歩く、市民庭園(Volks Garten)を散策
10:00 Hofburg に到着
シシィミュージアム見学のチケットを買うために並ぶ
12:45 ミュージアムから出てきて、ミヒャエル教会で一休み
13:10 「音楽的に歩く」の続きでまだのところを歩き回る
14:10 カフェテラスでウィンナとパンの軽食を食べる
14:25 「音楽的に歩く」の続き
15:30 デーメルで我が家用にザッハトルテを購入
16:00 日本語の通じるみやげ物ショップWalzで買い物
16:30 トラムで Shottentor へ、→Bergsteiggasse
17:00 宿に帰る
Hofburg まで
Schottentor に着いてリンクの内側を王宮に向かって歩きます。すぐ外側に目を向けるとウィーン大学の建物が豪華さが目を引きます。本当はここも中に入って一回りしたいところです。中庭に確か誰か音楽家の胸像があったはずです。
通りに面したカフェ・ラントマンは朝早いせいか、まだ誰もいません。空いていないのか?。結構、今日は肌寒い日です。
続いて通りに面して高い像があります。ウィーン市に貢献した人のようです。その後ろ側に古い城壁の跡があります。昔、ウィーンの町をグルッと囲んで守っていた城壁の跡だそうです。その城壁を取り除いてリンク大通りを作り市域を広げていったそうです。
ここからブルグ劇場の裏側に回って王宮を目指します。その前にフォルクス庭園に入ります。
ブルグ劇場側の入り口から見ると遠くにはリンク外側の博物館がみえます。庭園内のあちこち工事中で、中央は白い幕で囲われています。ここは薔薇が綺麗な庭園ですが、ちょっと季節が外れて花盛りという状態ではありません。振り返ってみると今度は遠くにヴォティーフ教会の尖塔が見えます。
ここにはシシーの像があるはずですがぱっと見て見当たりません。歩き回って見つけました。入り口からすぐ左側です。でもここも修理中で足場が像の周りに組まれています。興ざめでした。
Volksgarten を抜けるとすぐ Helden Platz です。すぐ中央に大きな馬に乗った像が、右手にはブルグ門が、左手が王宮、正面が新王宮です。写真は像の向こうに博物館の屋根が左右に見えるアングルです。この広場は緑が殆ど無く舗装されていて駐車場にもなっています。真っ直ぐ新王宮に向かっていくと又像があります。新王宮の中にも色々な博物館がありますが今日はパスです。また、今丁度ツタンカーメン展を開いているらしく黄金のマスクを書いた大きな幕がはられています。これらを横目に見ながら新王宮の脇を抜けると王宮庭園 Burggarten に着きます。
ここには有名なモーツアルトの像があります。まだ時間が早いのか人もまばらです。陽の光もまだで写真には適した時間ではありません。公園の側から新王宮の入り口が正門のような威容です。新王宮の端から建物の中を通りぬけるとヨーゼフ広場にでます。ここから道の脇を通るとミヒャエル広場にでます。
ここに今までシュテファン広場でいつも見かけていたバイオリンのオジサンがいました。この姿勢でじっと止まっているのです。そして突然バイオリンを引き出すのです。広場に面して王宮のミヒャエル門があります。この右の門の奥にツアーのチケット売り場があります。左側の門を入ったところはスペイン乗馬学校の入り口です。
Hofburg 内部ツアー
ガイドブックを見ると特にシシーミュジアムとして載っていない。
ホーフブルグには、他の都市の王宮のような「王宮見学コース」というのはない。それに当たるのが、皇帝居室(Kaiserappartments)、シシーミュージアム(Sisi Museum)、銀器博物館(SilberKammer)という展示コース。窓口でチケット一人9.9 € を購入している際スリに狙われたりして若干心穏やかならず入場。 オーディオガイドを日本語にセットして貰ってこれを頼りに回ります。とても便利なのですが盛りだくさんな説明に見るだけでも十分な場所ではいちいち説明全部を聞いていると本当に時間がかかります。
銀器博物館
王制が廃止されてから、王家で実際使われていた食器を展示していて、陶磁器、銀器、リネン類などが山ほど有りました。私的にはお菓子の型、調理器具が今現在使われているものの原型が解かって面白かった。
これらの食器は実際に使われていた物なので歴史を感じさせてくれますが、美しいグリーンの陶器はその色を出す為に品質が壊れやすく実際には殆ど使用に耐えなかった物も中には有りました。また、王家といっても初期の頃はかなり地味な食器類が多く、後半にフランス王朝などから送られてきたセーブルや、ドイツから送られてきたマイセンは綺麗だなと思います。
イタリアに発注して作らせたというセンターピース(食卓の中央に置く飾り)は、驚くほど豪華絢爛で現実離れした宮廷生活を想像します。このセンターピースに花やボンボンが飾られたらどんなに華やかだったのでしょうね。
入り口の案内では所要時間が、皇帝居室(Kaiserappartements)35分、シシーミュージアム(Sisi Museum)40分、銀器博物館(SilberKammer)40分と書いて有りましたが、なんの何の出てきたときには2時間以上費やしていました。
シシーミュージアム
映画、宝塚歌劇、劇団四季、さまざまなところで取り上げられているこの王妃の人生をまとめて展示している所。少女の頃からスイスで暗殺されるまでの彼女の人生を年月をおって説明してくれる。ただどうしてもそう言う可愛そうな悲劇の王妃のイメージが強すぎてあまり本当の姿が見えていなかったなと思いました。
解説の中で、「シシーは、その死後になってオーストリア人も注目するようになったが、生前は王宮を不在にすることも多く、人々からあまり感心を持たれていない王妃だった」という説明にそうなんだと改めて偏った情報しか受け止めていなかったと驚きます。
反対に地味なヨーゼフ公が市民とも親しく話し執務に励んでいて市民からは絶大な尊敬を集めていたのだとか。ある意味かって気ままにウィーンを離れ旅行に明け暮れていたシシーを最後まで愛しぬいていた姿に感動すら覚えます。
シシー、シシーと騒いでいるのは、どうも外国人ばかりのような気がします。余談ですがザルツブルグでのサウンド・オブ・ミュージック関連の観光地もアメリカ映画で上映もあまりされなかったためかアメリカ人と日本人ばかり訪れるのだとか。
1.Laiserstiege | 2.Baugeschichte | 3.Der Tod | 4.Mythos Sisi |
5.Das Mädchen | 6.Am Hof | 7.Die Flucht | 8.Das Attentat |
9.Trabantenstube | 10.Audientswartesaal | 11.Audientszimmer | 12.Konferenzzimmer |
13.Arbeitszimmer | 14.Schlafzimmer | 15.Großer Salon | 16.Kleiner Salon |
17.Wohn- und Schlafzimmer | 18.Toilet- und Turnzimmer | 19.Badezimmer | 20.Bergl-zimmer |
21.Großer Salon der Kaiserin | 22.Kleiner Salon der Kaiserin | 23.Großes Vorzimmer | 24.Eingangszimmer |
25.Roter Salon | 26.Speisesaal | | |
皇帝居室
シシーミュージアムに引き続き、皇帝の居室の展示。シシーの旦那さんだったフランツ・ヨーゼフは質素な生活を好んでいたということで、ヴェルサイユ宮殿などと比べると、本当につつましい。ただヨーゼフ公の執務室、寝室、エリザベートの部屋などは夏の宮殿シェーンブルンでも同じ様式なので、ガイドを聞きながら「あ〜これは前と同じだ」とか思い出しています。
シシーは身長175cm,42kgの超スリムなモデル並みの体型。おまけに掛け値なしの美人。それを本人も承知していて生涯それを維持するための努力を怠らなかったとか。
あの時代の人としてははっきり自分を主張する現代的な性格だったようです。
王宮ツアーは結局2時間半くらいかかりました。右の図でいうと上部の赤い部分を回ったことになります。ごく一部に過ぎませんね。
掏りに狙われた?
シシィミュージアムのチケットを買いに行ったとき、人が大勢並んでいてチケット売り場と、Information と2つ窓口がありました。
ちょっと、うろうろと言う感じだったのですが、その時女の子が一人で私の後ろを付いてきます。友達と一緒でもなさそうだし、何処か違和感が有った気がします。
でもずっと気にしていた訳ではなかったしいつの間にか、気が緩んで自分の身の回りもおろそかになっていたのです。何だか瞬間自分のバッグに重みがかかったような気がして、無意識に両手で抱え込みました。ふと見るとチャックが半分くらい開いています。
人ごみの中でくしゃみが良く出るのでハンカチを出したり入れたりしていたので、しっかり締めてはいなかったかも知れませんが、締めた記憶は有り、あっと思いました。
ただその日も、現金および電子辞書などの金目の物は一切持っていなかったし、全開より前に気が付いたので何も被害は無かったのですが、その子はさっさと居なくなったので、私を狙っていたのでしょうが女の子一人でと思うとなんだかやりきれない気分です。
他にも物乞いもいて、若い綺麗な女の人が赤ちゃんを抱いて、「この子の為に」とカフェの席の間を回ったり、教会の入り口に座り込んだりしているのも見たくない光景でした。
2008.10.19