
最初のコンサートのときに出演者変更のチラシを渡されて解っていたけれど若干お手軽な変更に思えた。Markus Werba のピンチヒッターと有ったのでちょっと引っかかっていたけれど家に帰ってから去年のメモを見たら、なんと去年も同じ Marks Werba 急病のための代役とか。
そういえば2年連続ゆえか急病もドクターストップが掛かったためとかちょっと言い訳くさく、くどい説明だったような。ピアニストは予定通りの Malcolm さん。
曲目はいろいろ調整したのか
前日には殆ど楽譜を見ないで歌っていた彼が、今日は前半しっかり譜面立てを
置いて歌っていた。去年聴いたときは素直な優しい歌い方だという記憶が有っ
たけれど、今回はかなりゆったりと舞台を味わいながら歌っているように見え
たのは気のせいかな?
物悲しい曲が多いように感じたし、速い曲はちょっと音が滑らかに動いていない気もしたがそれが反って若さが上手く出て好印象を与えているなと感じる。まだ若い歌手なので応援の拍手が凄かった。
また家に帰ってから ORF で放送されたのを聴いたらマイクを通した演奏ではちょっとした不具合などが増幅されてしまっていたけれど其の分不完全の魅力?はらはら感が応援する気になってしまうのを感じた。(昔誰かにあまりにも完璧な演奏は聴いている者を少し退かせてしまうなんて聞いた事が有った)人気が有るのは良く解った。
(Y)
キャンセルが直近だったのだろう、プログラムはいつもの印刷物ではなくコピーの4ページものだった。ピンチヒッターも大変だろうが若い人にとっては大舞台に立てるチャンスだ。2
2年前のピンチヒッターの時は水車小屋だったが、今回はシューベルトの歌曲で馴染のない曲も有り難しいピンチヒッターだと思う。
中には比較的馴染のある曲が幾つか散らばっていた。やはりこの方が聞きやすい。真面目な歌いブリで好感がもてる歌だが、少し物足りない面もある。特に私の好きな "Schäfers Klagelied" ,Klagelied という感じがあったかな??という印象を持ってしまった。今後に期待。
アンコールは、
An den Mond (Goethe), D 259
Seligkeit (Hölty), D 433
(H)