掲示板:早期退職して小屋暮らし

小屋を設置して居住する場所が河川敷や公園ならホームレス,自分の土地なら“鴨長明”

家庭菜園の採れたて無農薬・有機栽培野菜で健康的な食生活

(画像をクリックすると野菜の名前と栽培方法と料理方法が読めます) 

私は奥久慈の水呑百姓(みずのみびゃくしょう)の家で子供時代を過ごしました。葉たばこを栽培していて専売公社に納めた時に10万円程度の現金収入がありました。主な現金収入はこれだけで1ヶ月の生活費は1万円にも満たない貧乏の極みでした。

私の戸籍名は馬上(もうえ)でしたが子供時代は鳥居君と呼ばれていました。聞くところによれば神社の鳥居の下に捨てられてた私を親父が男なので労働力になるとして拾ったことに起因してるみたいです。30歳頃に家庭裁判所の審判を受けて正式に鳥居姓に改名しました。費用は収入印紙代で3,500円かかりました。改名後もモーさんと呼ぶ人が多いので通称名として馬上姓を名乗っています。

子供時代の私の夜なべ仕事は縄もじりでした。朝ドラひよっこでみね子の祖父がやっていたやつです。縄は母親が1枚20円の炭俵を編む時の材料になります。田植え時には学校を休んで親戚の家に子守に行きました。バイト料などはなくてご飯を食べさせてもらうだけです。田植えの時は赤飯なので私は喜んで行きました。

雨が降ると親父は農作業も土木作業も出来ません。近所のオヤジが決まって我が家に酒飲みに来ました。酒と言っても合成酒ですが一回おきに親父、近所のオヤジが買っていました。近所のオヤジが酒を買う番の時は私がいつも買いに行かされました。駄賃はいつも10円でした。私は10円で釣り針を買って川釣りに行きました。ウグイ、ギバチを釣って来ました。釣った魚は囲炉裏で串焼きにして食べました。ちなみに私の家では家族分の傘がなかったので朝から雨の日はつも学校を休みました。5球スーパーラジオも時計もなかったので日時計を作って庭に設置していたが曇りと雨の日は時間がわからなくて困った。

学校給食はなかったので生徒は弁当持参でした。我が家は貧しくて140円の弁当箱が買えなかったので弁当は持参できませんでした。昼食の時間はいつも校庭の鉄棒で遊んでいました。雨が降ってきたら図書室や非常階段の下に避難です。大人になってからお笑いでビートたけしが中学時代に昼食の時間になるといつの間にかいなくなる生徒がいると言って笑を取っていたが東京足立区にも私のような貧乏人がいたのかと感慨深かった。

区長の奥さんで産婆さんの民生委員が来てナマポ受給を勧められました。母親は断りました。民生委員はあなたの家は子供が多い、子供が大きくなったら働いて受給金額を超える納税をする。受給は国から恵んでもらうのではなくて一時借りるだけで決して恥ずかしいことではありません。と、言いました。それでも母親は断りました。民生委員が帰った後で「餓死するともナマポの辱めを受けずだ」とつぶやいていた。おかげで俺は教科書もノートも絵の具も買ってもらえなかった。さらには服すら買ってもらえず冬でも半ズボンだった。たまりかねたか担任教諭が古着のズボンをくれた。あれ、お前の家にミシンあったか?ズボンの尻の破れを繕ったミシン糸をみて同級生が不思議がった。

貧しかった我が家の主食は麦5合に米1合の割合で炊いた大麦飯でした。おかずは野菜の漬物だけです。週に1度の贅沢な夕食はうどんの乾麺一把20円を大きめの鍋で茹でます。茹であがる少し前にジャガイモ、白菜、大根、ニンジン等ありあわせの野菜を入れて量を増やしたニューメンです。味付けは自家製味噌だけです。「いつの日か毎日うどんが食べられる身分になりたい」が母親の口癖だった。

私が中学3年になった時に担任の家庭訪問がありました。先生、うちの息子は勉強が出来ないんですが大丈夫でしょうか?。お母さん、誰もが頭が良かったら社長ばかりで平社員がいなくなって世の中は成り立ちません。お宅の息子は確かに頭が悪くて勉強はできません。幸いなことに身体は丈夫ですので肉体労働でもやれば食いはぐれはありません。と、言い放ちました (*_*)

私が中学3年のお盆の時期に我が家に東京の町工場の社長が訪ねてきました。私は中学卒業を待たずに就職させられてしまいました。馬上の親父は酒2升をもらって喜んでいました。

14歳の私が引き渡された先はメリヤス工場でした。勤務は朝の7時から夜の8時まで、カツ丼が150円、ラーメンが60円、ハイライトが70円の時代でしたが月給は12,000円でした。日曜日には社長から麻雀を誘われて給与は全部巻き上げられてしまいます。会社は社会保険にも加入していませんでした。1ヶ月当たりのサービス残業は100時間を超えて総労働時間は300時間超でした。

町工場勤務も半年経過した頃に銭湯で同年代と知り合い話すようになり自分の労働条件は極度に悪いと知りました。辞めると言っても認められないと思ったので夜逃げしました。勤務してる会社が嫌になったら躊躇なく逃げるべきです。我慢して勤務を続けるとノイローゼになって問題を起こします。

その後はチョコレート製造工、製本工、旋盤工、ノート製造工、書籍改装工、取次作業員、出版社倉庫員、コンタクトレンズの管理員、日用品倉庫作業員、かりんと製造工、段ボール工場作業員、印刷工、ごみ処理作業員、研究所の猿飼育員、ビルメン、病院のボイラーマン、温水プールのボイラーマン、下水処理場の設備員、弁当工場の清掃員等々を転々としました。

遅まきながら、まともな給与をもらうには役所に入るのが一番との結論に達した私は40代後半になってから学歴がなくても受験できる建築物環境衛生管理技術者,第一種電気工事士,一級ボイラ技師,消防設備士,危険物取扱者,冷凍機械責任者,防火管理者等々の資格を取得して南東京市役所の外郭団体職員になりました。ビル衛生管理法の建築物環境衛生管理技術者に選任されて施設設備管理統括者を務めました。市民センターや体育館、プール、図書館などの空調、電気設備、環境衛生の管理を任されてました。市役所から依頼されて市の公共施設管理責任者として何度か東京都庁に行ったが天下を取ったような気持ちになりました。

東京の高い家賃が負担になっていた私は引退後は空気が良くて生活インフラも整っている郊外への移住を考えていました。自然災害の危険が少ないと考えられる海から遠く、山から遠く、川より高台で雪が降るのが珍しい地域の既存宅地50坪を2筆安く入手できたので定年を待たずに早期退職。若い頃からの夢だった家庭菜園を始めました。最初は通って耕していました。程なく農機具や肥料置き場と称して小屋を手造りしました。飲んでしまったからと言って時々は宿泊していました。そんな時に市の水道課職員が来て上水道と農業集落排水への接続を勧誘されました。渡りに船だったので市の指定業者に依頼してキッチン、風呂、トイレの水回設備も設置して完全移住しました。これで家賃8万円がゼロになりました。

拙宅は小さいながらもエアコンもウォシュレットも完備で機能は普通の住宅と変わりません。しかし遺憾なことに自治会からはホームレスの小屋扱いです。更には奇人・変人扱いされて自治会にも入れてもらえません。回覧板は飛ばされています。市の広報誌も配布されません。ゴミ捨ても禁止されています。その代り自治会行事の公民館の清掃、道路のゴミ拾い、資源ごみの回収、夏祭りの準備・後片付けに参加しないですみます。俗にいう村八分にされてる私ですが逆に言えば誰にも干渉されないで自由気ままに暮らせます。

郊外暮らしに必要な車はホンダの軽自動車ライフです。平成24年式をトヨタディーラーで30万円で買いました。ホンダディーラーで買えば50万円は下らない代物です。ガソリン代は週1回程度買い物に行くだけなので1ヶ月1000円位。車検費用は6万円程度。駐車場は自宅前の空き地なので無料。

1ヶ月の生活費は5万円です(食費1万円、光熱費1万円、通信費1万円、雑費1万円、国保・介護保険税1万円)。住民税非課税の私ですが株式配当の税金と国保税と介護保険税は納めてます。年金は繰り上げ受給したので30%(今は改正されて24%)減額されて生活保護費にも満たない6万円です。持家で家賃がなく家庭菜園があるので余裕のよっちゃんです。少しは残るので投資に回して趣味と実益とぼけ防止の一石三鳥です。

年金を受給し始めてから知ったことだが失業して国民年金税が納められない期間は市役所に行って減免申請すれば3分の1だけ納めたことになり未納でなくなります。転職が多く失業期間の長かった私だがこの制度は知らなかったのでだいぶ損しました。

身体を動かすのは朝の散歩と家庭菜園の作業と週一回の買い出しだけ。飲みたい時に飲みたいだけ飲む。肴は健康的に冷やしトマト,キュウリやナスの糠漬け。眠くなったら昼間からでも寝る。朝は庭先の小鳥の鳴き声で目を覚ます。何も不足はありません。

私の健康飯(飲み代を含めて1日300円以下の質素な食事)

健康飯は基本的に1日1食です。私は晩酌はやりません。やるのは昼飲みです。酒は4リットルで1589円の焼酎の緑茶割。冬場の肴は家庭菜園で採れた大根おろしを乗せた冷や奴です。春先は蕗のとうのおひたし。5月頃からは蕗と豚肉の油炒め。蕗は炒める前に皮をむいて5分くらいゆでます。歯ごたえがあっておいしいです。〆は一束25円の冷や麦で薬味は家庭菜園のネギ。野菜が高いとのニュースを聞くたびにウソだろうと思います。

車は一定のガソリンを消費すれば部品が寿命に達して廃車になります。人間も同様で一定のカロリーを摂取すれば内臓が寿命に達して廃人になります。逆に言えば野菜や山菜等の低カロリー食品を多く摂取してる人は健康長寿です。子供時代から貧乏だった私は恥ずかしながらカロリー総摂取量は同年代の半分以下です。図らずも低カロリー健康法を実践していました。

マクロ経済スライドによる年金目減り分を補う馬上式割安株長期投資法

               1 下値不安が小さい配当利回り4%程度の銘柄を買って安定的に配当を得る(増配や株価上昇があれば儲けもの)
               2 投資銘柄は金融,通信,商社,建設,化学等々に分散する(いわゆるポートフォリオ)
               3 株価の上がり下がりには一喜一憂しない(株価が上がっても下がっても売らないで長期保有する)

           
    4  配当金の半分は再投資する(半分は生活費として使っても良い)

私(馬上)が考案した馬上式割安株長期投資法をマネするのは構いませんが投資は自己責任で行ってください

私の投資銘柄

下記の表では各銘柄1単位で計算してますが実際には複数単位で投資してますので配当はもっと多くなります

投資日 銘柄 投資価格 投資時100株
当たりの配当
投資後の
配当変化
投資価格に対する
配当利回り予想
含み損益
18/04/24 みずほFG 1,990円 7,500円 10,000円 5.02% 含み益
18/05/09 丸紅 871円 3,400円 8,300円 9.52% 含み益
18/05/10 住友商事 1,942円 7,500円 12,500円 6.43% 含み益
20/09/30 NTT 86.4円 400円 500円 5.78% 含み益
20/10/05 ソフトバンク 1,194円 8,600円 8,600円 7.20%  含み益
21/05/10 三菱HCキャ 640円 2,550円 3,700円 5.78% 含み益
23/05/17 ピーエス三菱 710円 3,400円 3,600円 5.07%  含み益
23/07/28 石原産業 1,350円 5,000円 6.000円 4.44%  含み益
 ー  合計金額 878,340円 38,350円 53,200円 6.05% 
※ NTTは2023年6月30日時点の1株を25株に分割したので投資価格,投資時100株当たりの配当は25分の1で表示しています

私だけが知ってる本当の話を参考にした小説

小説 生活保護費現物支給


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