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発見されたニセ札 |
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発見者のホセ君(15) サパタもクライバーも知らないという |
2001年4月1日(日) 00時00分
【メキシコ・シティー31日】冷蔵庫が空になるまで振らないことで知られるドイツの名指揮者、カルロス・クライバーのニセ札が、31日メキシコのクエルナバカで発見された。ニセ札は10ペソ札一枚で、 図柄が革命家エミリアーノ・サパタから、クライバーの肖像に差し替えられている。発見したのは当地のゴルフ場でキャディをしている15歳の少年。 警察当局はこの少年から事情を聞いているが、キャディの報酬として受け取った紙幣の中に混じっていたらしいということ以外、 誰からいつ受け取ったかについては定かでないという。
カルロス・クライバーは1930年生まれのドイツの指揮者。情熱的かつ緻密な音楽創りでクラシック音楽愛好家の間では熱狂的な支持を集める指揮界のカリスマであるが、もともと活発ではなかった指揮活動は近年めっきり減り、1999年2月イタリアでベートーヴェンを振ったのを最後に聴衆の前に姿を現していない。
警察当局は慎重にニセ札の鑑定を行っているが、10ペソという少額紙幣であることに加え、図柄の肖像を別人に差し替える という前代未聞の所業に、これはそもそもニセ札なのか、ニセ以下ではないのかと、首をかしげている。
一部メディアは、1981年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がメキシコに演奏旅行を行った際、クライバーが同行し指揮をしていることを取り上げ、そのときの演奏に接した熱狂的なファンの仕業との見方を伝えている。
[口イタ− 2001年 4月1日 00:00 ]
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