自然界で大異変・楢の立ち枯れ!
原因は、体調五ミリ程の甲虫カシノナガキクイ虫が、媒介する病原菌によって、
ナラ類が集団枯れ死すると言う・・・。
春、多数のカシノナガが幹に穴をあけて産卵、孵化した雄の成虫が病原菌を体に付着させたまま、健全木に移動し、次々に被害が拡大すると言う・・・・!

ナラ枯れを研究する、森林総合研究所関西支所の黒田慶子地山は、炭を作らなくなり、
里山の楢は巨木化、高齢木化し、カシナガが繁殖しやすい条件になったと・・・指摘している。
平成20年度のある日、それはそれは、新緑の季節の晴れた日に、私は月山方面に釣りに行った。
山形高速道の最後のインターを降りると、右手に月山湖が見える。
さらに、鶴岡方面に車を走らせると、左手に湯殿山の入口がある、
湯殿山神社を参拝し、バスのターミナル付近から、
月山登山道の入口に抜ける舗装された山道がある。

その、やまみち近辺の山々の中腹に、何本かの枯れた太い落葉樹が目に入った。
その枯れた樹木が楢の木であったのだ。

月山登山道の入り口のレストランで昼食を取ったら、そこのご主人がナラ枯れの話をしてくれた。
次のページ
メニュー 画面へ
最初のページへ