小菱形立方八面体 [3,4,4,4] Small rhombicuboctahedron
小菱形立方八面体です.
名前が複雑すぎるので苦手です。他にも斜方立方八面体などの名前があるようです。
18個の正方形と,8個の正三角形の合わせて26個の面があります。
作り方は次のようにイメージできます。
@まず立方体の12本の辺を削ぎ落とします。つまり面取りします。この場所が次のAの段階で12個の正方形になります。
A元の立方体の8個の頂点があった場所を切り落とします。すると8個の正三角形ができます。
B以上の切り落としで,元の立方体の6つの正方形がそのまま,大きさだけ小さくなって残ります。
C実際には,後に残る18個の正方形と8個の正三角形の辺の長さが同じになる必要があるので,簡単に切り落としてもきちんとした図形は得られないはずです。
この立体も見る向きによっていろいろな形に見えて面白いです。
展開図をアップしておきます.<小菱形立方八面体の展開図ダウンロード>
ここでも,展開図では,すべての折り線は山折りです。
すべてのタグは山折にして貼り付けるようにしてください。
どれか1つの正三角形を一番最後にフタするように貼り付けると良いようです。
小菱形立方八面体という名前について−−−−
名前の由来については,なかなか身近の本を見ても書いてありません。
いろいろな本を参考にして自分でこうだろうと推測してみました。
下の図を見ながら読んでください。
まず上下左右前後の6個の正方形は図の黒枠の立方体にぴったりとくっついています。
次に8個の正三角形は図の青枠の正八面体にぴったりくっついています。
そして,斜めの12個の正方形は図の赤枠の図形にぴったりと接しています。
この赤枠の図形は12個の菱形からできています。
見ての通りその名前は菱形十二面体と呼ばれるそうです。
この図形の模型も作りたいと思っています。ご期待ください。
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