一生懸命ブログ
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2009年11月22日(日)
スパコンの意味を語れないとは?
以前に横浜市にある地球シミュレータと愛称されるスーパーコンピュータを見学した。外国の研究者にも開放していて、地球の宝と思った。子供のアニメの世界で言えば、世界の秘密を解く秘宝である。日本のコンピューターメーカーがスパコン開発競争で、主に収支面からの経営判断で脱落していく中で、日本のスパコンを守ってきた関係者や企業を私は尊敬している。
さて、先日の仕訳作業で予算凍結(だったか)となったが、テレビを見る限りでは、「なぜ2位ではいけないか」などの質問に対して、答えができていないように思えた。スパコンの重要性を否定した質問者(つまり連坊議員)が何も知らないくせに不当だという声もあるようだが、私が感じた所では、ちゃんと説明ができなかった方にこそ、問題があったように思える。原則論しか用意していなかったようだし、普段考えていないから何も説明ができなかったように思えた。
やはり科学技術の政策立案や実行に、もっと技術士を含めた専門家を配置して、科学技術立国の基盤を強化したいものだ。
(余談その1:上記の一部を取り出すと、「質問者が何も知らないくせに」と私が非難したというように、論旨を曲げた引用が可能である。最近、このようなことをされて非常に不快なことがあった。そこでどのように細切れにされても大丈夫なように書こうと思ったのだが、無理だよね。)
(余談その2:所が、コテコテの技術者や担当者にその技術の意味などを聞くと、当たり前すぎて答えられないことが、ままある。最近もこれで困ったことがあった。技術一筋の方はそれでも良いが、政策立案・実行のご担当は困りますよ。)
注)写真上は地球シミュレータ(色はちょっとロマンチックに調整しました。)
  写真下はそのMMU(メモリ管理ユニット)
2009年11月21日(土)
いたばし産業見本市を訪問して
板橋区は、東京の中小企業というと大田区と言われる現状に対して、板橋の知名度を向上させたいと考えているそうだ。もちろん売上も増加して、実利を得るのが目的。区側の熱心な産業振興策もあって、区の展示会としては立派であり、同時に「板橋製品技術大賞」を発表して、企業のやる気を引き出している。
私も板橋区に知り合い企業がだんだんできてきたので、近況などをお聞きする楽しみもある。私の友人達が、板橋区の産業振興に協力しているので、その意味でも楽しみだ。
2009年11月20日(金)
社会起業塾、演習の2回目
今日は何とか雨ではなかった。むしろ気持ちの良い晩秋である。別にその影響ではないが、テクノプラザかつしかに早く着いた。
さて、演習の第2回は売上計画と、粗利の設定である。ここでパートナーである三尾先生の課題は、極めて単純に書くと、各グループの課題ビジネスに対して、ルート1、ルート2を設け、それぞれで商品Aと商品Bを販売するというものであり、これは非常に上手(うま)い。
ただ、実際に始めてみると、この意味の説明が不足していたため、理解が追いついていないようであった。反省である。次回は再来週なので、講師打合せを途中で持って、修正を図りたい。
2009年11月19日(木)
技術士会のこと、技術士のこと
まあ、技術士仲間で会うことがあり、会場をいわゆる情報交換会に移した後では、技術士会への不満や、なんやらが出てくることも、ままある。技術士は弁護士、税理士等と並ぶ難関の国家資格であり、学会の博士に相当すると、言われながら、実態は知名度も低い。
この日の話の中で最もおかしいと気がついたのが、技術士の合格証や登録証が技術士会会長名であることだ。私も他の資格を色々と持っているが、同じようなのは英語検定くらいで、他は経産省や国交省の大臣名でいただいている。技術士の所轄は文科省だが、大臣はこの資格の存在を知らないのかもしれない。
技術士は名称独占資格(技術士という看板を出せるが、技術士でないとできないという業務独占は無い)なので、業務資格の部分が欲しいと言う人が多いが、私はそれは、(技術士は優秀な方々なので、欲しい業務資格を個々に取れば良いので、技術士資格に格別に含めることは)不要と思っている。この説明には技術士倫理やモラルハザード排除の話をすることになるので、今日は深入りをしないが、制度設計としては、非常に優れていると評価できるのではないかと思っている。(制度の国際的なバランスとか、他の評価軸を出してくると、また別の話があるが、日本独自の制度と考えれば、ということだ。)ただそれゆえに、例えば公共工事に対応する企業は、中立性や技術者倫理の順守を義務付けられている技術士に活動の場を、(現在でもあるのだが、)より広範に与えて良いのではないか。
そんなこんなで、技術士のキャリア・モデルが分からないという実態に対して、先輩技術士がいろいろと背中を見せることが必須だろう。文科省や技術士会期待するには限界があるので。
2009年11月18日(水)
支援企業交流
東京都中小企業振興公社のひとつの事業である、事業可能性評価事業を担当しているが、その支援企業交流会があった。対象企業は、原則3年間の継続支援を終えた、卒業企業も含めて200社少々で、出席が50社少々。大変に良い出席率で感謝している。
今回は優秀企業5社によるパネルディスカッションを講演代わりとして、盛り上がった。後はレストランでの懇談会、大変な混雑であったが、良い交流ができた。日常では、企業同士が会うことが無いので、このような機会に話のできる相手ができればと思う。近々に支援企業を対象としたSNSを立ち上げることになっている。
2009年11月17日(火)
社会的起業塾、演習開始

雨だ。どうもかつしか起業塾は雨にたたられる。これは恵みの雨と思わなければ。それにしても、何と出席率が良いのだろう。みなさん、いききとして集まってくる。急な仕事のため、一時間遅刻で来ていただけるのもうれしい。
さて、事業コンセプトの一番基本的なところをグループで検討していただいた。あと2回で事業計画にしていただく、楽しみだ。

2009年11月16日(月)
先輩の皆様と久しぶりに

以前に、東京都中小企業振興公社のビジネスナビゲータでご一緒させていただいた皆様との懇親。場所は銀座クルーズクルーズだが、12月で閉店になるというので、おそらく私には最後だ。何回もお世話になった、感謝。
さて、平均年齢67歳とのことだが、懇親の話題は、何だか高校生の集まりと、さほどレベル的には違わないような気がした。男はいくつになってもばかだねえ、ということか。料理が少々残ったところに年齢が見える。

(注)写真は我々の宴会場の小部屋ではなく、バイキングのホールで、こちらは既に閉鎖だった。

2009年11月15日(日)
爆睡してしまったお詫び

先週は、徹夜1回、午前様帰宅3回で、さすがに疲れた。土曜日は朝寝て、昼寝て、夜も寝た。日曜日も眠いが当面の仕事を片付けた。それでもお待ちいただいてる顧客もあり、申し訳けない。がんばります。許して下さい。もうちょっとお待ちください。

2009年11月13日(金)
起業家塾その3

起業塾の3回目は、三尾会計事務所の三尾所長の経営数値関連の話である。今日は私の出番はないが、次の演習のこともあり、聴講した。内容としては、私にはおさらいになるが、どのように人に話すかの参考にもなる。
さて、終了後は演習のアンケートを集計して、グループ分けを行った。閉店で店を追い出されて、京成に乗って帰路についたが、人身でストップ。それでも何とか帰宅できた。

2009年11月11日(水)
ショールームリニューアル

東京都中小企業振興公社を通じた支援企業であるH社がショールームをリニューアルしたということで、お祝いに訪問した。雨の降る中の坂道はちょっと大変だったが、がんばっている皆さんの顔をみると、ハッピーになった。
私の担当の中では大きい方の会社だが、安定的な経営にはまだ発展途上であり、まだまだ頑張らなければならない。でもできそうだと思える。その最大の理由は、多くの従業員の方々と接すると、全員の人格や取組が立派であることが、改めて分かった。これは最大の財産だ。

2009年11月10日(火)
社会的起業家講習
今日は、かつしかテクノプラザ(東京都葛飾区)での、起業家講習第2回で、ビジネスモデルの作成と社会的企業についての話をした。受講生は30名以上で、わざわざ仕事帰りの夜に出席する講座であり、真剣であった。(もちろん寝ちゃった人もいたが)
技術的な革新や価格破壊だけでは、今後起業する人は挑戦できない。社会的な意義を深めるところにビジネスチャンスがあるという内容である。要は、社会的企業とは、ボランティアや補助金NPOなどではなく、「21世紀のあたり前の会社」であり、収益性、社会貢献性、ビジネスの革新性を兼ね備えた企業である。社会貢献性は、11月5日に書いたような、ソフトエネルギー発電やスマートグリッドのような、本業での貢献が基本であり、また営利性は絶対条件で、補助金や無償ボランティアで成立するものは、事業とは呼ばない。これが私の考えである。
2009年11月6日(金)
技術士受験講座
連日、日立である。今日は日立社内の技術士受験講座であって、二次試験の筆記の結果を受けて作成する体験論文へのアドバイスと、12月に予定されている口頭試験へのアドバイスである。最近は技術士の受験年齢が下がってきて、私から見ると初々しく見える。合格を祈る!
2009年11月5日(木)
スマートグリッド

日立技術士のOBで構成している会に出席した。どうも最近は日程があわず、今年の最初で最後の参加となった。
技術的な講演では、現役のY技術士から風力発電等のソフトエネルギーへの取組と、スマートグリッド(知的な送配電網)の紹介があった。近い将来に、晴れて風の強い日は、電力が余ってしまう惧れがあるという。先にCO2を25%削減するには、生活を切り詰めなければならないと書いた。これは正しいが、その一方で低炭素社会への取り組みが進んでいる。
またO技術士は、盲人のためのテキスト→音声変換支援のボランティア活動の紹介があった。大変に立派な活動である。ベンチャー企業の製品に、日立中央研究所の音声エンジンが搭載されていることを、初めて知った。私はかねてからその製品は知っていたが、中身までは知らなかった。これまた、日立の技術の貢献である。
T技術士の落語の一席もあり、多彩な人々の会であった。

2009年11月4日(水)
持続可能な生活とは
先に、CO2を25%減とする生活には、エネルギー消費に関するもので、節減可能な項目は、半減または廃止するくらいでないと、達成できないとした。しかし、これでは生活があじけない。我々は多消費生活を堪能してしまったので、そう後戻りはできない。生活の質を下げずに、消費を抑制するのはどうしたらよいか。N氏(先のN氏とは別のN氏)と飲みながら雑談した。
結論からいえば、テレビとネットだ。小さいテレビなら、大した電力ではないから、ドライブするよりテレビを見よう。出かけるよりは、ネットで友達とチャットしたり、メール交換をしよう、写真サイトで実家に孫を見せよう、いっそのこと、会社には行かないで電車にも乗らず、在宅勤務しよう、という生活だ。
しかし、これはすでに、ある程度は実行している生活様式だ。私もネットなしでは仕事ができない。昔はどうしていたのだろう。テレックスでASAPなどと略語を書いたなんて、信じられない。情報量を基準とすれば、相当な省エネができている。
2009年11月3日(火)
シャモニーに立つ!!立ちたい!!!

たまたまテレビをつけると、ウルトラトレイル・ツールド・モンブラン2009(フランスのシャモニーヲスタートしてイタリアに回り、戻ってくる周回コースで166km)をやっていた。主役は鏑木毅、山岳走の第一人者である。
私だって、長谷川カップ日本山岳耐久レース71.5kmを完走したトレイルランナーである。気にならないわけはない。優勝タイムはさておき、制限時間46時間だから、3.6km/時間の平均。別の見方では、4km/時間で走れば、4.5時間の休憩が取れる。うーん、平地なら楽勝だが、山岳マラソンはそうはいかない。山耐(玄人はこのように略す)は24時間制限だから、3.0km/時間が平均だが、それでも結構大変だ。これを3.6km/時間で走ると丁度20時間。ということは、距離、難度を勘案すると15時間程度でサンタイを走れないと、難しい。しかし私の実績は21時間。ウーン余りまじめに走らなかったことを考慮しても、これは無理っぽい。ああ、シャモニーのスタートラインに立ちたいなあ。

2009年11月1日(日)
オペラ「愛の妙薬」

このブログをスポンサーに見られると大いに困ることになるかも知れない。大変だ、時間がない、徹夜だとか言っている割には、マラソンが走れないだけで、結構遊んでいるじゃあないかとなりかねない。でも、これも必要な情報の仕入れです、では説得力がないなあ。
G.どにうゼッティ作曲のオペラ「愛の妙薬」を、神奈川県民ホールで見た。指揮:小崎雅弘、演出:粟國淳、神奈川フィルハーモニー管弦楽団であり、歌手は、ヒロインの美人で勝気なアディーナが浅野美帆子、ヒーローの気が弱い男ネモリーノが藤原海考(二人とも横浜出身か?という名前だ)、恋敵の軍曹ベルコーレが竹村淳、ペテン師にして人生の機微を知るドゥルカマーラ博士が松山いくお、もう一人の美人の村娘ジャンネッタが飯田千夏という配役である。
昔の日本人によるオペラは、見ている方が外さないかとはらはらしたり、動きが棒立ちだったりと、なかなかであったが、最近はすごい。この日も日本人ということなど全く気にならずに、十分に楽しめた。
帰りにスカンディアで食事をする。