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  目次
◆The Madman,
    The Marathone

 (Juanita Tischendorf)

◆60歳で夢をみつけた
  (増井光子)

◆一本の鉛筆
  (山城隆)

◆The McNelly Family
    Cookbook
  (McNelly Family)

◆詳解 振動工学
  (
武田信之)
書 評   
気になる本たち


大切な先輩や友人たちの本や論文を紹介します。
どうぞ、あなたもこのページの仲間になって下さい。
(2010.8開設)

イメージ

The Madman, The Marathoner
著者:Juanita Tischendorf (2010)

私の尊敬するDon McNelly氏(1920生まれ)の人生、そして彼の人生を豊かにしたマラソンを描きつくそうとした、ノンフィクションの力作。著者はDonと同じ、ニューヨーク州ロチェスター市に住む。
執筆中に、Donとの交友や来日時の様子などの問いかけに答えて、私も少しは貢献できたと思う。生涯マラソンという夢を共有する友人の物語。「はじめに」に私のつたない英文がある。
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60歳で夢を見つけた
著者:増井光子 (紀伊国屋書店、2005/4)

よこはま動物園ズーラシア園長の増井光子さんの自伝。10年ほど前に、友人のドン・マックネリー氏と訪問し、しばし歓談をさせていただいた。その時にエンデュランス(乗馬による長距離トレイルラン)に夢をいただき、人馬一体の競技は経験が大切、私にも勝機があると力説していらっしゃった。
ところが2010年7月に英国で、競技中の事故で急逝、73歳でした。残念です。ドンからは、大好きなことをしていたのが、せめてもの慰めですとのメッセージ。
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一本の鉛筆
著者:山城隆 (都政新報、2010/1)

山城氏は株式会社テクノの創始者であり、同社は月刊技術士の編集に関係している。
さて、成功した人の自伝なんてつまらないだろうとの先入観で読み始めたが、個々のエピソードがしっかりしていて面白かった。人生は山あり谷あり、あたりまえかもしれないが、しみじみとしました。特に執筆者が著作権違反をして居ることが後から分かり、会社がつぶれかけた所は、こちらも肝に命じたい。
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The McNelly Family Cookbook
著者:マックネリー家の方々(私家本、2006?)
発行:Don McNelly, Doralene Davis, Larry McNelly

表紙はEllen McNellyであり、Don McNelly氏の母である。かつて氏は母の手作りアイスクリームのことを話してくれた。「たらいいっぱいに氷を満たして、塩をがばっと入れる。かき混ぜるとどんどん冷たくなるので、そこでボールを冷やして中でクリームをぐるぐるとかきまぜるんだ。これがたまらなく美味いんだなあ。」と80年の昔、Ohio州Brockvilleの農場に思いを馳せた。
そんな料理上手だったEllenのレシピを子供や孫たちが記録した本であり、家族の宝である。
 Appetizers, Soups, Side Dishes, Main Dishes, Sweets & Breads(もっとも記載数が多い),Pies とおっておきの思い出話から構成されている。(2010.9.19UP)
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詳解 振動工学
著者:武田信之 (共立出版、2010/9)

著者は私の友人であり、技術士で工学博士である。その人柄にふさわしく、きわめてまじめで硬いテキストを執筆した。
実は私も機械工学を勉強した者であり、企業で振動の問題を解析したこともあった。さて久しぶりの専門書を学生の気分で開いた。すると「天空の城ラピュタ」のムスカのせりふだ、「読めるぞ、よめるぞ」。難しい数式もどうしても出てくるが、ストーリーとしても読めるので、読者のそれぞれの教養に応じて理解できるように配慮されている。立派だ。(2011.4.03)
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