果物野菜の歌

知人からいただいた旬の果物や、手作りの野菜を前に並べて、その時の気持ちを絵歌に描いたりした。 果物や野菜の時は、やはり、おいしそうに描くことは、一番大切だが、送ってきてくださった方の優しさを思い出しながら描いている。


玉葱


掘りたての玉葱は目に入れても痛くない。
一度味わったら、忘れられない。
収穫だけお手伝い。

毬栗(いがぐり)




秋の味覚はなんといっても栗。
 
香母酢(かぼす)

むみをあじとす
老子

食味は淡白がよい。
何事も、薄味がよいということか。

徳島より

南瓜(かぼちゃ)

スーパーの八百屋さんで北海道産の南瓜を買う。



吾好む所に従う
孔子

西田幾太郎先生の
「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」を思い出す。
千駄木より
甲斐路(かいじ)

勝沼のぶどう園での一日。
みずみずしい甲斐路の味が忘れられない。


友人より
秋茄子

どんなものにも天地の恵みが与えられている。

100歳の現役日本画家だった小倉遊亀さんの言葉が忘れられない。

酸橘(すだち)

酸と言う字に橘ですだちとよむ。
当て字みたいだが、酸っぱいのと橘のようによい香りと言うことで、納得。 隣は炒った銀杏。
(たけのこ)

筍堀りは当たりはずれがある。
人間の運否(うんぷ:運のよしあし)なんて筍堀りと同じなのか。

ご近所の方より

唐辛子ピーナッツ

特別辛かった。


大網より
ラ・フランス

上品な西洋梨のことか。
こんなおいしい果物は初めてだった。 隣はみかん。

ご近所の方より
石榴(ざくろ)

見ているだけで甘酸っぱい香りがしてくる。
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