魚の歌

魚を描いた最初は金魚だった。 
やはり、生きている魚と死んでる魚では、描き方が違う。
生きている魚はやはり、それなりに生き生き描かなくてはいけないし、
死んでしまった魚はおいしそうに描く。これがなかなかうまくいかない。
これまで、何枚か描いたうち、気に入ったのを並べました。

背黒鰯

九十九里にいわしを食べに行く。 帰りには背黒いわしを買って唐揚げに。
甘鯛

九州玄界灘のアマダイ。
京都の西京味噌につけられて、千葉で食われる。
ずいぶん遥かな旅をしたものだ。
いなだ

近所の釣りの好きな方が釣りたてをもって来てくれた。
もちろん新鮮で、お刺身でおいしく食べた。
金魚その
なかなか金魚が見当たらないで困っていた。 ユニディにいった時、金魚屋さんにいたのを小さな紙切れにスケッチ。 動きがあるので、なかなか思うようにスケッチできなかった。でもよーく観察していたお陰か、いきいきとした表情を描けたと思っている。
金魚その2

その隣で泳いでいた金魚
柳葉魚(ししゃも)

ししゃもが描きたくて、近所のスーパーで買う。 もちろん描いた後は文字とおり、酒の肴に。

かたくちいわし

描く材料がなくなり、冷蔵庫をのぞくと、煮干があった。
何でも描いてしまう貪欲さ。

むしかれい

近所のデパートで夕食用に買う。 結局、その日は焼き物に。翌日は唐揚げに。唐揚げが一番おいしかった。

虹鱒

友人より虹鱒の燻製をいただく。
桜の木で燻して、作るという、一口、口に入れると
桜の香りがした。

鮪(まぐろ)

デパートでマグロ一匹を買った。といっても小さいやつ。
閻魔様の前で何でも映し出すという鏡のまえで,懺悔するような、変な気持ちだった。



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