最近の作品11月

つい最近、桜の花を見たような感じがするほど、月日の経つのは早いものだ。 今は、日本各地で、紅葉が真っ盛りだが、それもあっという間に過ぎて、また、厳しい冬を迎えるのか。 花を描くようになってから、少しは自然の摂理が分かったような気がする。 そんな秋の日、徒然に花の絵、人物を何枚か描いた。 ご笑覧ください。

鎌倉文学館

愚妻、近所のお友達Mさんと鎌倉へ。92歳の現役のおばあさんが作る紙人形展を見た帰り、鎌倉文学館へ。 幼い頃を思い出したそうだ。

樋口一葉

書棚に綺麗に装丁してある一葉歌抄集があった。 「たけくらべ」、「にごりえ」など、小説で有名だが、和歌も沢山残している。 恋の歌を集めた本だったが、その中の一つにこの歌があった。 この歌に、達磨禅師が「一期一会」という言葉を残して、一葉の舟で去っていったのを思い出さずにいられない。
撫子

心和(わ)し 気平らかなる者は百福自ずから集まる

気持ちが和らかで、平静ならば、その人にはおのずから沢山の幸せが集まってくる。

菜根譚(さいこんたん)
明の洪自誠(こうじせい)の作った詩集。 天理人情、文雅風流、処世道を説き、文章が美しい。
木瓜一輪

3年ほど前に柄にも無く盆栽の木瓜(ぼけ)を買った。 例によって、面倒は余り見ていない。 2年越しに咲いたのは一輪だけ。 左半身は眠っているようだ。 梅は二輪だけ、木瓜は一輪だけ咲かすのが、本当の名人だとか?

足下の一歩

千里の道を行くのも足もとの一歩一歩から始まる。

絵歌を描いて、5年間。一枚一枚続けて、1300枚ほどになった。振り返ると、将に老子のこの言葉が身にしみる。




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