月の沙漠

童謡の”月の沙漠”は時々、口ずさむことがある。 先週、友人のMさんと会ったとき、その話が出てきてた。 彼が童謡に興味を持っていたなど、意外なことであった。 特に、”月の沙漠”の歌詞の4番が気に入ったとのこと、是非、一枚絵歌をとのことであった。 家にあった”唱歌・童謡ものがたり”によると、この歌が多くの人に歌われるようになったのは皇太子明仁(現天皇陛下)誕生の昭和8年(私が生まれる10年前)だったらしい。 お供も連れずに、沙漠を行く王子様とお姫様の姿が、自然と皇太子に重なったのではないか。。。御宿にはその記念像が在り、昔、訪れたことがある。 そんな”月の沙漠”の最近描いた2枚と、昔描いた1枚をご笑覧ください。 (平成18年7月15日)

月の沙漠−1
広い沙漠をひとすじに、二人はどこへいくのでしょう。 おぼろにけぶる月の夜を、砂丘をこえてゆきました(4番歌詞)。。。 こんな気持ちで描いたのだが、Mさん曰く、「チョット、イメージが違う」とのことであった。
月の沙漠−2
ちょっと暗いイメージであるが、グレーの紙に縦に描いてみた。結局は全部色絵の具で塗ったので下地はなくなってしまった。 ”金の鞍には銀の甕、銀の鞍には金の甕、二つの甕はそれぞれに結んでありました。。。”何気なく、口ずさんでいる歌詞に深い意味があるのだなぁ。是はMさんに気に入ってもらえたようである。
月の沙漠−3
6年前(平成12年夏)、房総御宿の記念館でのスケッチ。結構歩いたので、足が痛かったのを記憶している。

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