紅葉

いよいよ、秋

秋という字をじっと見ていたら、野で枯れ木に火をつけ焚き火をしているのを連想した。 春、夏に茂っていた木々もいずれは枯れてしまうものとは知りながら、感傷の秋がやってきたのだなあと。 ベランダから、外を見ると、もうケヤキ並木がほんのりと黄みがかってきている。 散歩したりした時、それぞれの地で、落ち葉を拾って持ち帰り、休みの日に描いたりした。 そんな中のものをいくつか並べてみた。 


小さい秋

家の近くの公園を散歩してるとき、落ちていた団栗の実。 もう秋だ。




桜の葉

春に見事な桜の花を咲かせ、散っていく葉。 大きな仕事を成し遂げたのに、これっぽっちも自慢することなく、団栗と無心に遊ぶ姿がうらめしい。

(みなと公園)
尾崎紅葉

紅葉辞世の句
秋はそれほどいい季節なのだろう。 

正岡子規 9月19日没
尾崎紅葉10月30日没


(六義園)
落ち葉の夢

落ち葉もいろいろあるなあ。
振り返ると感無量。




(哲学の道、永観堂)
木の葉

秋も深まり、一枚だけ、しがみつくように残っている。

無執故無失  老子
固執することがなければ失う物は無い
木の葉にしがみついている自分を見ているようだった。
(六義園)
楓二葉

紅葉を見に行こうと約束したものの、とうとう実現しなかった。

せめて、可愛い妹(いも)に楓二葉を。              

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