花と歌 その79(都忘れ、胡蝶蘭)

昨年末はポカポカ陽気で、今年の冬は暖冬と思いきや、最近の寒さはかなり厳しい。 湯たんぽのありがたさをしみじみ感じている。 先日買ったジュリアンは寒さに強iいのか、ベランダで可愛い花を咲かせている。 昨年夏からなかなか絵筆を持つ機会がなく、絵歌も一向に増えていない。今日は久しぶりに、胡蝶蘭を描いて見ました。 夏に描いた都忘れもあわせてご笑覧ください。 

雨ならずして 花猶落つ 
風無くして 糸自ずから飛ぶ

花が落ちるのも、柳の糸が飛ぶのも、雨、風が原因ではなく自然の流れなのか。 とはいえ、

春風の花を散らすと見る夢は
さめても胸のさわぐなりけり 
西行
の歌が気になる。都忘れの好きな川崎のEさんに謹呈。
一陽来福

Nさんが横浜に事務所を開設された。 お祝いに胡蝶蘭を贈呈。 と言っても、生花だと、高価で手が届かないので、絵歌を描き、謹呈した。 冬至がすぎ、これから春を迎えるというお目出度い言葉であるが、さらに、良く字を見ると、一人ひとりのお客様が福を持ってきてくれている。という意味も感じた。 
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