花と歌その66(桜)
今年もあっという間に3ヶ月が過ぎた。 今から振り返れば、毎日、同じことの繰り返しの日々が続いていたようにも思える。 今年は、全国的に桜の開花が早いようだ。関東地方では先週、満開宣言が出された。桜の花は是まで、20枚描いてきた。 花の中でも多いほうである。 千鳥が淵の桜は2年に一回くらいの割合で見に行ったことがあり、今年も、同じように見事に咲いているようである。 本数は少ないが、周りの景色に溶け込んでる姿が美しい。 そんな、千鳥が淵の桜を描いてみました。(平成18年4月2日)
散る桜 月にむら雲、花に風というが、今日の風と雨で、あっという間に散ってしまうのだろうか。 ”惜しむべき落花” |
歌ができるまで:
和羅漢「表を見せてから、裏を見せるのほうが普通と思いますが。」永楽天「表と裏は言ってみれば、生と死、陽と陰、プラスとマイナスである。 我々人間にとってみれば、花が散ると言うことは、死、即ち裏である。でも、今を生きてるように舞いながら、散っていく姿を見たとき、花にとっては是が表なんだと感じた。だから、裏が最初なんだ。」 和羅漢「では、花びらの裏と表はどうやってわかるのですか?」永楽天「将に表裏一体とはこのことで、花にとって見れば、どうでもよいことさ,愚よ、愚よ、いかにせん。」
「桜の花びらが空から舞ってきて、顔に掛かっても、無碍に掃わないで、そっと、掌に入れて暖めておくれよ」 以上、絵歌が出来るまでの、稚拙な”押し問答”と”ごまめの歯軋り”。。。。でした。
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