花と歌 その63(唐辛子、ポインセチア)
暑い夏が終わり、秋はつかの間のように過ぎて、もうすぐに師走の心忙しい季節になってしまう。町の花屋さんにはポインセチアの真っ赤な花がクリスマス到来を今か今かと待っているようだ。去年の今頃描いたポインセチアを手直ししたり、頂いた稲穂と赤唐辛子を描いてみました。 平成17年11月20日
ポインセチア 赤い部分は花でも、葉でもなく、若い花を保護している苞(ほう)だそうだ。花言葉は「私の心は燃えている」 私には3つの宝物があり、それをしっかり抱き保っている。一曰く、慈(情け)、二曰く、倹(倹約)、それに、敢えて天下の先にならず人の一番後ろにいることである。 老子 |
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稲穂と赤唐辛子 和羅漢のお友達のNさんから稲穂と赤唐辛子の飾り物を頂いた。今年、富山に行った際、駅前の店でも同じ飾り物を見かけた。 なにか、おまじないなのか、縁起物なのか調べたが、よくわからなかった。ただ、五穀豊穣、家内安全を祈願して、正月には稲穂と赤唐辛子でしめ飾りを作って、軒下に下げる風習もある。 また、お米の収穫の後、米倉に赤唐辛子を一緒に入れると虫除けに為るそうだ。 |
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菖蒲 稲穂と赤唐辛子を見て、5年前に描いた菖蒲を思い出した。 まだ、菖蒲を逆さまにして、軒下にかけてある風景を見たことはないが、ささ蟹(蜘蛛のこと)が糸をかけて、巣を作ると、願いことが叶うという、迷信があるらしい。 詠み人知らず。 |