花と歌 その59
(さくらんぼ、胡瓜、グラジオラス、ハイビスカス、桔梗、サボテン)

首、肩の痛みが始まってから、そろそろ2ヶ月が経とうとしている。 なんとか、痛みも和らぎ、絵筆、碁石を握る意欲が出てきた。 また、昨夕、関東地方に大きな地震があり、今度は腰を抜かした。 震度5は始めての体験。 災難はいつやってくるかが、わからないので怖い。 そんな中で、最近、描いた数枚の絵歌をご覧ください。 (平成17年7月24日)

さくらんぼ
Nさんより、山形のさくらんぼを頂く。 
君子に三楽あり、王でいることではなく、第一の楽しみは
父母が健在、兄弟に事故がない
第二の楽しみは
仰いで天に愧じず 伏しては人に羞じざる
こと
第三の楽しみはは天下の英才を集めて、これを教育すること。
歩歩(ほほ)清風起こる

一歩一歩その人が歩むたびに、その人の姿から清らかな涼しい風がさっと吹いてくるような気持ちになる。 愚妻の友人のwさんから菜園で収穫した胡瓜を頂く。 早速、鯛味噌をつけて、酒の肴に。
グラジオラス

ベランダのハイビスカスの鉢から、にょきにょきと出てきた。 あれよあれよと見る間に、薄紫の蕾から、涼しげな、花を開いてくれた。
”歩歩清風起こる”は、白隠禅師の著である安(かいあん)国語が基である。 難しそうな本なので、いまだかって読んだことは無いが、私の気に入った言の葉である。
而今(今を生きる)

今年のハイビスカスはおどろくほど、沢山の花を咲かせてくれている。 もう100も咲いただろうか。それでも、見る人のために咲いてくれているのではなく、自分自身のためなのか。

桔梗

風にゆらゆら揺れている、桔梗を少し切って、花瓶に飾った。
我が家の狭いベランダには今、桔梗、ハイビスカスが咲いている。
サボテン

数年前にご近所のAさんから頂いた小さなミニサボテン。 ベランダの隅に置いてあるが、毎年のように、真紅の可憐な花を咲かせる。 どこにこんなエネルギーがあったのかと。
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