花と歌 その55(フリージア)
年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず。 満開だった桜の花もあっという間に散ってしまった。我が家の狭いベランダではフリージアもひところの賑わいを過ぎ、純白のが何本か残っている。 傍らで、のっぽの杜若が一本咲き始めた。 もう、端午の節句なのだ。 愚妻が兜を出してと言っている。 と言っても、昔描いたいた絵歌のことである。 のんびり、我が家のフリージアを切花にして、描いてみた。(平成17年4月24日)
フリージア(ブーケ) 今年は沢山のフリージアが咲いた。赤、黄、紫、白と色とりどり。 堀内孝雄が歌ってる。 ”微笑をブーケにして届けてあげたい。”と言う歌詞が気に入って、可哀想だが、まとめて切り花にして、写生した。 Nさんにお名前2文字を入れて謹呈。 |
偕老洞穴 今日は何の日? 結婚記念日。あっという間に39年も経ってしまった。 ホテルで食事するも良し、指輪をプレゼントするも良し。結局、どこへも行かず、ベランダの真っ白いフリージアをブーケにして、この絵歌をプレゼントした。 子(し:夫)と偕(ともに)老ゆ。 和羅漢曰く、同感。だとさ。歳歳年年夫婦相似か。 |