花と歌 その51(蕗蒲公英:フキタンポポ)
先日、公園を何気なく歩いていると、道端に福寿草が咲いている。 こんなところでと思ったが、よく見ると、フキタンポポという名札がついている。 初めて見る花だった。 家で調べると、福寿草によく似た花を、寒い冬の日に土から顔を覗かし、ちょうど正月の頃にかけて咲くので、福寿草のように、飾られることが多いという。 つい最近、知人のNさんが私にこんなことを言ったのを思い出した。 ”去年の年末に頂いた福寿草の鉢植えが、背丈がどんどん伸びてきた”、"福寿草って、そんなにも背が大きくなるのですか?” 其の時はフキタンポポの存在を知らなかったので、思いつかなかったが、 おそらく、それはフキタンポポに違いないと。 花が終わる頃、蕗に似た葉をつけ、花はタンポポ(蒲公英)に似ていることから、命名されたのだろう。 私だったら、福タンポポという名前をつけただろう。 こんな小さな出逢いが嬉しい。 忘れないうちに一枚だけ描き上げました。(平成17年2月5日)
蕗蒲公英(フキタンポポ) 明治時代にフランスから来た種子で1970年代に日本で初めて開花したとか。 日が当たらないと開花しない。花言葉は"公平な裁き” |