花と歌 その39(花菖蒲、ハナニラ

桜も過ぎ、あちこちではツツジが綺麗に咲き誇っている。 これからは将に百花繚乱の如く、いろいろな花たちがその華麗な姿を見せてくれるだろう。 鴨川沿いに可愛らしい淡いブルーと白の花が咲いていた。 以前描いたハブランサスと思いきやどうも違うらしい。 家の近くの路地でも見かけ、本などで、調べてみると、どうも、ニラの一種で、”ハナニラ”という花らしい。 ベランダでは、可愛かった水仙も終わり、また優雅な香りを振りまいてくれたフリージアも仕事を終え、来年に備え、今は育児(球根を育て上げてる)のようだ。 その隣に、にょきにょきと伸びて、先に紫の蕾をつけていた花菖蒲が朝まだきに見事に一輪咲いた。 未明混沌の中で神秘的にさえ感じさわやかな日曜の朝を迎えた。 ひとつの花が咲くということが、こんなにも厳かで、嬉しく、感動することが分かったのは絵歌を描くようになってからだ。 日曜日、のんびり、まるで環境の違う花2つを描きました。 以前描いた菖蒲の花とあわせてご笑覧ください。

花菖蒲
花菖蒲、文目(あやめ)、杜若(かきつばた)、ジャーマンアイリス、一初(いちはつ)といろいろ種類があって、私には判別不能である。 皐月に先駆け、卯月に見れることが嬉しかった。花言葉は「うれしい知らせ、心意気」(花菖蒲)

トップに戻る

花の心

3年前に同じプランタの中で、咲いていたのを、この絵歌を見て思い出した。 人間の記憶なんてこんなものか。 
名知れぬ花

名前など知る必要は無いかもしれないが、本で調べるとハナニラらしい。 ハナニラ(ユリ科) 葉がニラの匂いがすることで、この名前になった。 6弁の可憐な花だった。 せわしい日々の合間に、この歌のようにできたら、ゆったりできるのだろう。