花と歌その35

ベランダでは昨年と同じように日本水仙が綺麗に咲いている。 可哀想だが、手元において、鑑賞したいので一茎、切花にした。 やはりすぐそばで、実物を目の辺りにして、描くのが一番気に入っている。 いつもより少し遅咲きだが、立派な花を一輪、二輪とかわいらしい姿を見せてくれている。 側ではフリージアが今にも咲きそうである。 サフラン、チューリップなどが咲きそろう時は暖かい春になっている。 きっと、花たちは土の中で、一年間、じっと力を蓄えているのだろう。 坂村真民さんの詩集をよむと、なぜか同じ思いで絵を描いてるような気がする。

ねがい

坂村 真民詩集 ”二度とない人生だから”より

銀座で見つけたブルーのLL版の薄紙に描いてみた。 花瓶は愚妻のお友達より、頂き物。

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若き頃

義弟は若き頃、ロンドン駐在が長かった。
その家の庭には沢山の日本水仙が咲いていたそうだ。 水仙の絵歌を見て、その頃のことが懐かしく、思い出されたようだ。
以前、描いた”白髪悲花落 青雲羨鳥飛 (ポインセチア 岑参)”を思い出す。