花と歌その19(初夏の花 てっせん)

花の絵歌を描く前は”てっせん”なんていう花は聞いたことも、見たことも無く、ましてや”クレマチス”などという名前も知らなかった。 そんな自分がわざわざ、植木屋さんで、鉢植えのクレマチスを買ってくるなんて、思ってもみなかった。 5月も中ごろになると、淡い、あるいは濃い紫の紙のような花びらが風に揺れてる風景に出会う。 花言葉は ”高潔” ”あなたの心は正しく美しい” とのこと。 3年前、去年、今年の3枚をご笑覧ください。

花無心

花は自分が綺麗に咲こうなんて思っていないだろう。 ただ無心に咲いてるだけのこと。

星野富弘さん ”てっせん” をみながら。 
カザグルマ

千葉の若葉区の山林に野生のクレマチスが咲いた。これがクレマチスの原種(カザグルマ)だそうだ。 読売新聞の記事より写生。
時流に乗って、カザグルマのようにくるくる回って出世するもいいし、風に乗らずに回らなくってもいいではないか。
あきる野の里

てっせんという名前のいわれはその蔦が鉄線のように、延びることから付けられたという。

クレマチスには何百という種類があるらしい。 これは”白王冠”という品種。 近所の植木屋さんで購入。
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