干支(申)

今年の干支は未であった。 昨年の今頃、未と子供の人形を描いたのを思いだした。 来年は猿だ。 そもそも干支とは何だなんて余り考えたことも無い。 誰でも必ず、生まれつき持ち合わせている。 ”百獣の王ライオン”の病気見舞いに、行った順番で、猫は見舞いの日をねずみに1日づらして、嘘をつかれ、十二支には入っていない。 爾来、ねずみを襲うようになったとか。 そんなくらいの知識しかない。
愛知の知人のKさんから志賀高原の地獄谷のお猿の写真を何枚か頂いた。 親子、夫婦、家族の団欒の写真がほのぼのして、可愛らしかった。 今年の収めの作品をご笑覧ください。 

ポンタロー

4年前の春、靖国神社の桜を見に行った時、境内で、お猿が芸をしていた。 あどけない仕草と芸達者に感心。 思わず、聖徳太子1枚をご祝儀に。
絆つけ

戊辰戦争後の会津の地では冷たい、厳しい環境の中で、密かに”きずなつけ”という儀式があったそうだ。 お互いが裸身となり腹を合わせ、正座した母が3,4歳の我が子を抱くという。親子の絆は”血のつながり”ではなく”血の温もりだ”ということが書いてある。 志賀高原の地獄谷の母子猿を描いてるとき、まず、すぐに心に浮かんだのが、鈴木忠昭著「きずなつけ」であった。 
偕老

子(し)と偕(とも)に老いん

子は男、夫。 あなたと一緒に共白髪に成りましょう、という夫への誓い。”偕老同穴”という言葉の始まり。

それにしても気持ちよさそうにしてます。
家族

お猿さんたちがこんなにのんびり一家団欒をしているとは思っても見なかったこと。 一枚の花びらが、流れ、酒一杯。 なんとも風流で羨ましい。

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