ゼミナール 言語と文学 ・原書で読むドイツ文学  

2019年度後期  木曜2講時 15回  B22階 205演習室   担当教官:谷口栄一

 

<授業目標>

大学において1年間もしくはそれ以上、ドイツ語文法を真面目に勉強した学生のみを対象とし、ドイツ語の読解力をさらに磨き、古典文学としては比較的平易な作品が読める水準にまで高めることを目標とする。

 

<講義概要>

シュレージエンの作家ゲールハルト・ハウプトマン(1862-1945)の小説Der Ketzer von Soanaを原文で精読する。毎回全員に綿密な予習をしてきてもらって、訳読指導もしくは添削指導の形で、演習を展開していく。文法や語法の説明は丁寧に行う。テクストの内容についても、毎回教員が解説し、学生の質問に対しては丁寧に答える。なお、半期では作品のすべてを読み終えることが不可能であり、作品のおよそ半分にまで到達する予定である。

 

<授業計画>

第1講 10月 3日    オリエンティールング

第2講 10月10日    Der Ketzer von Soanaを読む(1)

第3講 10月17日    Der Ketzer von Soanaを読む(2)

第4講 10月24日    Der Ketzer von Soanaを読む(3)

第5講 11月 7日    Der Ketzer von Soanaを読む(4)

第6講 11月 14日    Der Ketzer von Soanaを読む(5)

第7講 11月21日    Der Ketzer von Soana を読む(6)

第8講 11月28日    Der Ketzer von Soanaを読む(7)

第9講 12月 5日   Der Ketzer von Soana を読む(8)

10 12月12日   Der Ketzer von Soanaを読む(9)

11 12月19日    Der Ketzer von Soanaを読む(10)

12 12月26日    Der Ketzer von Soanaを読む(11)

13  1月 9日    Der Ketzer von Soanaを読む(12)

14   1月16日    Der Ketzer von Soanaを読む(13)

15   1月23日    Der Ketzer von Soanaを読む(14)

期末試験:1月 30日

 

<テキスト> 

Gerhart Hauptmann: Der Ketzer von Soana     [プリント配付]

このテクストを読むためには、少なくとも11万語以上の独和辞典を必要とする。電子辞書などは論外であり、紙の辞書でなければならない。)

 

<参考書>

必要に応じて、授業中に紹介する。文法的な疑問点については、橋本文夫『詳解ドイツ大文法』(三修社)や桜井和市『ド

イツ広文典』(第三書房)が、また語法的な問題については、岩崎英二郎『ドイツ語不変化詞辞典』(白水社)などが役

立つであろう。

 

<成績評価>

学期末にドイツ語試験を実施し、その結果により評価する。ただし、この試験を受験するためには、授業に毎回出席し、

かつ演習態度が良好であることが不可欠な前提となる。

 

<自宅学習>

毎回授業の終わりに、次回までの予習範囲を指定するので、十分な時間をかけて、その範囲の予習をしてくること。(指

定した範囲の和訳ができるように、綿密な予習が求められる。)また、授業で終えた範囲の復習を十分に行っておくこと。 

 

<欠席届>

 授業を欠席した場合は、必ず欠席届(教務課のホームページより各自でダウンロード)に理由を明記して提出すること。無届の欠席があった場合は、単位の認定をしないことがある。この欠席届を提出しても出席扱いになるわけではないが、医師の診断書や交通機関延着証明書等がある場合にかぎり、何らかの考慮をすることがある。

 

<学生ポータル授業支援システムについて>

授業に関する重要な連絡を、授業支援システムから、受講者あての一斉自動送信メールで行うことがある。これは情報教

育アドレス(----@edu.osakafu-u.ac.jp)に届く。携帯への転送設定など、何らかの方法で毎日チェックできるようにして

おくこと。

 

担当教官との面会について

B35545 谷口研究室    

水曜:1230分〜1330

木曜:1220分〜1240