俺はその手紙をまた乱暴に折りたたむと、下足入れの奥へと投げ込んだ。
…残念。まあ、今時ラブレターってのもな。
そして俺はスニーカーに足先を突っ掛けると、屈んで片手の指を靴べらに使いながら、
携帯の三宅の登録番号を押した。